「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

第262回「心に咲く花会」 『時代を超えた原点』 〜 『訪れる人を 温かく迎い入れる』 〜

2023年4月28日病理組織診断の業務を行なった。 2023年4月29日は、講演『北総がんカフェ in 佐原:樋野興夫先生 特別講演会 〜 なぜ、がんカフェをはじめたのか?』を依頼された(添付)。 今回の主催者でもある大串眞先生からは、前回、【樋野先生が順天堂大…

第261回「心に咲く花会」 『みんなの教室』 〜 『つながる敷居の低い居場所』 〜

2023年4月23日早朝 筆者が顧問を務める『21世紀のエステル会』の編集担当の海老澤氏(がん哲学外来さいわいカフェin茨城・筑西代表)から『日めくり写真』が送られて来た(添付)。【<21世紀のエステル会発足趣旨>は、連載記事がきっかけで樋野興夫先生を…

第260回「心に咲く花会」 『言葉の復学』 〜 『教育の意義』 〜

2023年4月18日順天堂大学保健医療学部 理学療法学科の2年生の第2回目講義『病理学概論』(14: 50~16:20)に赴いた(東京都文京区)。 今回は、教科書『カラーで学べる病理学』を用いて、第1章『病理学の領域』【「病理学の概要」、「疾病の概要:疾病の誘引…

第259回「心に咲く花会」 『救済の書』 〜 『逆境を超えてゆく』 〜

2023年4月13日東洋経済新報社から『もしも突然、がんを告知されたとしたら。』(添付)が送られてきた。【不安や悩みは解決しないけれど、解消できる―。 この本は、5000人以上のがんを告知されて不安や悩みを抱えた患者と家族に 対話を通じて寄り添う活動を…

第258回「心に咲く花会」 『富士山子』 〜 幼年時代のインプリンテイング 〜

2023年4月8日の東京ゴスペルハウスでの講演会で『冗談とニューモア(you more)溢れる』司会者が、筆者のことを『富士山子』と紹介された。 大いに感激した。 また、2023年4月9日早朝には 甲府の岩間孝吉先生から『富士山、白雪を頂いております。』と富士山…

第257回「心に咲く花会」 『教育者の原点』 〜 『苦痛に対する思いやり & 他人の感情を尊敬する』 〜

2023年4月3日午前 筆者は、理事長として世田谷区の経堂での恵泉女学園中高教員の辞令交付に参上した。 新渡戸稲造(1862-1933)の『優雅な感情を養うは、他人の苦痛に対する思いやりを生む。しかして他人の感情を尊敬することから生ずる謙遜・慇懃の心は礼の…