「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第4回『心に咲く花』 「変わり種=からし種」〜 「マザー・テレサ がん哲学外来・カフェ」〜

第4回『心に咲く花』

「変わり種=からし種」〜 「マザー・テレサ がん哲学外来・カフェ」〜

筆者のプログ心に咲く花 ~ がんと共に生きる ~ 人生から期待される生き方を見つめて 〜』(http://baaya.chips.jp/kokoronisakuhana/)と、同時に『心に咲く花』会代表の斉藤智恵美 氏のプログ『一億本の向日葵』も定期的に掲載されることになった。「作文作家」としての華麗なるデビューである。『樋野先生の「ひのき」の 凛とした 癒やしの香りが、多くの方に届くよう 向日葵も頑張ります。』とのことである。まさに、『個性を引き出す 一億本の向日葵』は、日本国の全人口 一億人に、「心の癒し と 勇気を与える」 心温まる プレゼントとなろう。

 

日曜日、横浜磯子教会での講演・メディカルカフェに赴いた。中村清牧師の「からし種」マルコ4章31節)の説教は印象に残った。約15年前に、朝日新聞の一面の記事に、筆者のことを、『「変わり者」でなく「変わり種」』と、紹介されたことが鮮明に甦った。「かわり種」はからし種」の如く、「地に蒔かれるときには、地に蒔かれる種の中で、一番小さいのですが、それが蒔かれると、生長して どんな野菜よりも大きくなり、大きな枝を張り、その陰に 空の鳥が巣を作れる ほどになります」(マルコ4章31、32節)である。まさに、「がん哲学外来」の10年の歩みを感ずる 今日この頃である。神奈川県三浦市修道院シスターも聴講されており、「マザー・テレサ (1910年—1997年)がん哲学外来・カフェ」が開設される予感がした。実現したら 世界的な歴史的大事業となろう。