「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第6回『心に咲く花』 いつか誰かの為に〜「医療維新の先陣の舵取り」として普遍化〜

第6回『心に咲く花』

いつか誰かの為に〜「医療維新の先陣の舵取り」として普遍化〜

樋野先生

大型の台風 24号 の接近である。土曜日(9月29日)の午後、大阪での日本癌学会での『長與又郎賞 受賞講演』を終え、夕方帰京した。現在、新幹線は、運休とのことである。日曜日(9月30日)の午後、茗荷谷キリスト教会での 「秋の特別講演『いつか誰かの為に 〜 利他的な 幸せを求めることで 人生に輝く 〜』」を終えた。台風接近にかかわらず、会場は多数の参加であった。大いに感動した。偶数月に、既に『がん哲学外来カフェ』を実施されている 駅前の柴山堂薬局のスタッフも参加されていた。質疑応答も大いに盛り上がった。茗荷谷キリスト教会でも、柴山堂薬局と連携され、奇数月に 開催される予感がする。

 

勝海舟の研究者も、参加されていていた。『咸臨丸』と『岩倉具視 使節団』の確認ともなった。『福沢諭吉と 同船したのは 幕府がアメリカに派遣した咸臨丸で 勝海舟は艦長役でした。』、『長與又郎は、長與専斎の三男ですね。長與専斎は、長崎の大村藩出身で 長崎の医学伝習所で オランダの医師ポンペに学び 長崎大学医学部の前身の長崎精得館に関わり 明治の岩倉施設団の一員として渡欧していました。大阪の緒方洪庵適塾にも 学んでいました。勝海舟の玄孫の方から 長與専斎のことを 聞いたことがありました。』との再確認である。『がん哲学外来』は、まさに「医療維新の先陣の舵取り」として普遍化する気配を、実感する日々である。帰宅後、激しい雨となった。夜、台風の影響で、都内の電車も、運休とのことである。まさに、「台風を背に、邁進・前進」の週末となった。10月3日は 御茶ノ水で『学生街カフェ』とのことである(添付)。

樋野先生・南こうせつ 日本癌学会

がん哲学カフェお茶の水