「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第9回『心に咲く花』 {変わり者 vs 変わり種}〜「種を蒔く人」・「成長する種」・「からし種」 〜

第9回『心に咲く花』         

{変わり者 vs 変わり種}〜「種を蒔く人」・「成長する種」・「からし種」 〜

樋野先生

『女性セブン』の11月1日号に大きな記事『ねえ、ママが がんになって わかったことが あるんだ』(46~52ページ)が掲載されていた。『心に咲く花』のメンバーである「彦田さん親子」の写真も記載されていた(50ページ)。大いに感動した。筆者の「がん教育」に関するコメントも掲載されていた(51ページ)。

今から、10年以上前であろうか? 朝日新聞の夕刊の1面に、筆者ことを、「変わり者 でなく、 変わり種 である。」との記事があったことが、今回、鮮明に甦って来た。{変わり者 vs 変わり種}の違いを、静思する時ともなった。「種を蒔く人」、「成長する種」、「からし種」の「たとえ」の復習である。種は成長する。小さなものが大きくなって実をつける。「水路のそばに植わった 木のようだ。時が来ると 実がなり、その葉は枯れない」and「忍耐が 練られた品性を生み出し、練られた品性が 希望を生み出す」の学びである。すべての始まりは「人材」であるを、痛感する日々でもある。まさに『心に咲く花』である。

女性セブン記事