第28回『心に咲く花』
『心の灯台』〜「癒し」の形 〜
内村鑑三記念 メディカルカフェ・沼田 2019「がん哲学外来」{国立病院機構(NHO)沼田病院に於いて} に赴いた。『がん患者さんの 抱えている怖れ、不安、悩みを受け止めつつ、語られた「あなたの思い」を聴きつつ生まれる対話を通じて、がんの重荷から解放される。ここに、私たち医療者の望む一つの「癒し」の形があると考えています。ご家族の付き添いも可能です。是非、この場をご利用下さい!』と、チラシには、記載されている。3組のがん患者・家族との 個人面談後、看護婦長らと、スタッフの旦那様が、料理された美味しい昼食をしながら、大変貴重な時を持った。『上毛かるた「こ」』の『心の灯台、内村鑑三(1861-1930)』は、新渡戸稲造 (1862-1933)とは、札幌農学校の2期生で同級生である。 終了後、電車で、群馬県から、埼玉県の「小江戸がん哲学外来」 (埼玉医科大学 総合医療センター ブレストケア科に於いて) に向かった。
2008年から開始した「がん哲学外来」で、多数のがん患者・家族との 対話を経験したことによって、最近、以前に聴いた「飛行機は 飛び立つときより 着地が難しい。人生も同じだよ」(本田宗一郎:1906-1991)が、思い出されて来る。
週末は、「がん哲学外来 花一輪カフェ」2周年記念講演会で講演「がんと共存して生きる」(千葉県八千代市 勝田台文化センターに於いて)である (添付)。