「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第45回『心に咲く花』「もっと わくわくする 明日へ」〜 深い出会いがある、短いフレーズ ~

第45回『心に咲く花』

「もっと わくわくする 明日へ」〜 深い出会いがある、短いフレーズ ~

文京区の金富小学校の6年生の授業「がん教育」の機会が与えられた。「もっと わくわくする 明日へ ~ 自分への挑戦 ~」の教育理念で、教育目標の実現に向けて進んでおられる 校長:山田 晴康 先生の真摯な姿勢には感動した。

『もっと』・・・・・現状より、少しでも上を目指していく意欲
『わくわく』・・・・学習・生活・友達や教師等とのかかわりの楽しさや喜び
          自分を向上させることへの前向きさ
          自分が認められる喜び
『明日へ』・・・・・登校が待ち遠しい魅力ある学校へ
『自分への挑戦』・・少しでも前に進むためのベースとなるキーワード
          創造、努力、協力、継続、辛抱

が、掲げられている。「子どもたちと おうちの方々との 共通の話題となったことと思います。今後は、保健の授業等と関連させて、指導してまいります。」との温かい、励ましのコメントを頂いた。多数の質問もあり、大変有意義な時であった。いつか、生徒には、大いなる夢・visionが生まれることであろう。筆者の出雲市大社町の鵜鷺小学校6年生の風景が、鮮明に蘇ってきた。 『「がん哲学外来@川越のぞみカフェ 開設4周年記念 シンポジウム〜「空っぽの器」のふ・し・ぎ〜」』に赴いた(川越のぞみ教会 に於いて)。講演後は、個人面談を行い、終了後は、皆様との 語らいの場に合流した。「尊い講演および交わりに 改めてこの働きの大切さを 思わされました。重要な人物との出会い、その著作との人生にわたる交流、短いフレーズであっても、背後に深い経験や出会いがあり、時間をかけて味わう言葉の力、――、しかも他者と共有できる喜びがあること を実感させていただきました。さらに、こうした働きが そもそも古代から現代にいたるまで、脈々と継続されてきていることに 驚きを感じました。― 先生の基本姿勢を 見させていただきました。真の意味で、来られた方の人格を尊重する こうした姿勢を さらに学びたいと願っております。」との 大変貴重なメールを 牧師:西岡 義行 先生から頂いた。