「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第54回『心に咲く花』 「宇宙からの3姉妹」〜 愛を込め「冗談を本気でする胆力」の見本 〜

第54回『心に咲く花』

「宇宙からの3姉妹」〜 愛を込め「冗談を本気でする胆力」の見本 〜

今年も、早 8月を終えた。今年の8月は、11日(日)「松本がん哲学みずたまカフェ」(代表 齋藤智恵美 氏)2周年記念(長野県松本市に於いて)、25日(日)「東村山がん哲学外来メデイカル・カフェ」(代表 大弥佳寿子 氏)5周年記念(東村山 市民ステーションのコンベンションホールに於いて)、28日(水)「目白がん哲学外来カフェ」(代表 森尚子 氏)3周年記念(目白町教会に於いて)が、開催された。共に、多数の参加者で会場は、一杯であった。3人の代表の、情熱と真摯な態度には、大いに感激した。今年の8月は、人生の忘れ得ぬ 本当に、記念すべき 良き想い出の月となった。

この度、この3人で、紙上の「宇宙からの3姉妹(羊、猫、パンダ)」が 結成される運びとなった。 歴史的快挙であろう。 筆者は 🐕(チャウチャウ犬)で、太陽 (光輝く)とのことである。 大弥佳寿子 氏は、月 (太陽の光を映し出す)、森尚子 氏は、木星(神々の王)、齋藤智恵美 氏は、土星(地を耕す)とのことである。 ただただ、驚きと感動の坩堝である。「宇宙からの3姉妹」は、「がん哲学外来で出会い 全ての時間と空間に 愛を込め 種を蒔いて育て繋げて いつか宇宙に帰る素敵な三姉妹」と定義されるであろう! 今、時代が要求している「冗談を本気でする胆力」の見本ではなかろうか!

「宇宙からの3姉妹」の3ヶ条

1)「世界の動向を見極めつつ歴史を通して今を見ていく」

2)『俯瞰的に「人間」を理解し「理念を持って現実に向かい、現実の中に理念」を問う』

3)『複眼の思考を持ち、視野狭窄にならず、教養を深め、時代を読む「具眼の士」の種蒔き』

昨日の午後、筆者が代表を務める南原繁研究会の第8回夏期研究発表会(学士会館に於いて)に赴いた。会場は、満席であった。本当に、深い学びの時となった。筆者は「閉会挨拶」の機会が与えられた。さりげなく「普遍性と特殊性」について語った。上記の「宇宙からの3姉妹」の3ヶ条が、彷彿された。

筆者は、今から、沖縄(那覇)での、緩和ケア認定看護師教育課程「公開講座」に向かう。「今年度も6月から、沖縄県看護協会で 緩和ケア認定看護師教育課程が開講されます。開講にあたり、県外から著名な講師陣をお招きしております。どの講師も、国内では多大な実績もあり、高名な方たちとなっております。緩和ケアに限らず、興味のある方はご参加お待ちしております。」と『お知らせ』に、書かれている。筆者に与えられた講演は3時間で タイトルは、『全人的苦悩に向き合う力 プレセンス・真の共感とは「ことばの処方箋」』とのことである。