「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第67回「心に咲く花会」人生百貨店 〜 「個性と多様性」 〜

第67回「心に咲く花会」

人生百貨店 〜 「個性と多様性」 〜

2016年に出版された『がん哲学外来へ ようこそ』(新潮社 発行)(添付)が、この度 3刷 される 運びになった。本当に、驚きである。全国の各地のカフェ主催者のお陰でもある。「言葉の処方箋」の定着にも貢献であろうか!

『吉田富三記念 福島がん哲学外来』(福島県立医科大学附属病院 臨床腫瘍センター がん相談支援センター)に赴いた。大変有意義な個人面談であった。スタッフの「温かい おもてなし」には、毎回感動している。武蔵野大学(東京都 西東京市)の看護学部の「病理学」の講義にも、出講した。今回は、「細胞・組織とその障害」のテーマで授業を行った。週末は、早稲田大学エクステンションセンターでの、講座『がんと生きる哲学 ― 医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える ―』である。終了後は、『がん哲学外来 お茶の水メデイカル・カフェ in 0CC』(添付)である。さらに、「東久留米カラオケ大会 〜 人生百貨店 〜」に向かう。 まさに「個性と多様性」である。

茨城県 那珂市総合センターでの「がん哲学外来カフェ 開設記念」講演会で『本当に大切なこと』のテーマで講演を依頼された(添付)。『がん哲学外来へようこそ:患者さんが ご自身にとって最善の治療方法を選択し、尊厳のある人生を生き抜くためには、患者さんやご家族、医療スタッフなど それぞれの心のケアがとても重要です。― 患者さんや ご家族、がん治療経験者、医療スタッフ、ご遺族、ボランティアサポーターを交えて話し合う場です。』と紹介されている。『医療の「隙間」に誰か一人がいればいい』の実践であろう。