「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第70回「心に咲く花会」「真摯な態度 と 切なる思い」〜 医療・人間・社会・福祉・教育の実践 〜

第70回「心に咲く花会」

「真摯な態度 と 切なる思い」〜 医療・人間・社会・福祉・教育の実践 〜

第36回「矢内原忠雄記念 がん哲学外来 本郷通りカフェ」に赴いた(ゆい訪問看護ステーションに於いて)。新しい参加者もあり、大変充実した時であった。モーツァルトに続いて、「ドビュッシー 記念 がん哲学外来・カフェ」開設の話で 大いに盛り上がった。まさに、「人生いばらの道 にもかかわらず宴会」の実践であろう。 『がんと生きる哲学 〜 医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える 〜」』(早稲田大学エクステンションセンター 中野校)に出講した。『楕円形のこころ 〜 がん哲学エッセンス 〜』をテキストに用いて、朗読と質疑、意見交換の時を持った。受講者の皆様の「真摯な態度 と 切なる思い」を共有する学びの時であった。まさに、「人生の目的は、品性の完成」である。

筆者が、代表を務める「リンチ症候群研究会」の第6回「リンチ症候群研究会市民公開フォーラム」(順天堂大学に於いて)に出席した(添付)。多数の医療者、患者が集い、「遺伝性がん」についての最新の知識、情報の「学びの場」である。「医療者の2つの使命」である「純度の高い専門性(診断・治療)と 社会的包容力(人間的な責任で、手を差し伸べる)」の実践である。 2019年12月22日は、放送大学埼玉学習センターでの講演「がん哲学 〜 教育・対話学の確立 〜」である(添付)。今年最後の講演として『「内村鑑三新渡戸稲造」に学ぶ医療・人間・社会・福祉・教育の実践」』を語る。