第96回「心に咲く花会」
「勇敢なる独創力」〜 「時代の要求の刺激」〜
新渡戸稲造記念センターに赴いた(添付)。 今週は、定例の 新渡戸稲造 著『武士道』(矢内原忠雄訳)の読書会も開催される。 今回は、第2章「武士道の淵源」である。担当は、新渡戸記念中野総合病院の 事務局長 と 看護部長である。 コロナ時代において、「勇敢なる独創力、急速なる決心と 決死的なる着手の習慣、実行と忍苦との 偉大なる能力」、「知識は これを学ぶ者の 心に同化せられ、その品性に 現れる時においてのみ、真に知識となる」が、心に蘇って来る。 まさに「読書の意義」は「時代の要求の刺激」であろう。
読書会と言えば、2007年12月9日 CAJでの読書会が原点である。今も、新渡戸稲造著『武士道』(1899年)(矢内原忠雄 訳)と 内村鑑三著『代表的日本人』(1908年)(鈴木範久 訳)の読書会を、毎月交互に開催している。新渡戸稲造も 内村鑑三も 英語で本を書いている。英語で、日本(人)を深く、広く紹介出来た人物は『茶の本』を 英語で書いた岡倉天心の3人ではなかろうか! 柏地域医療連携センターでの『がん哲学外来』に参上した。3組との面談は、貴重な時であった。 スタッフと 映画『がんと生きる言葉の処方箋』にも出演された ご夫婦との昼食会は、大変充実した時であった。 来春、千葉県流山で、『がんと生きる言葉の処方箋』の映画上映が決定された。 その後、筆者は、順天堂大学 保健医療学部 理学療法学科のZoom授業『病理学概論』に向かった。 学生からの要望で、『爆睡症候群』、『爆笑症候群』、『気がかり症候群』を、それぞれ 授与した。 教育の使命は「理念を持って 現実に向かい、現実の中に 理念を問う人材の育成」である との実践の場ともなった。