第106回「心に咲く花会」
「生きる価値観」 〜 「山の上の一本杉」 〜
筆者のブログを拝読された、北海道在住の方から、下記のメールが届いた。『米中対決や コロナ騒動を始めとして なんだか腰高な世の中になっておりますが 変わらずの先生の構えには 吉川英治の宮本武蔵の結語「波騒は世の常である。 波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。 けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。 水のふかさを。」を 感じますが、孤高の境地を求める求道者武蔵ではなく 先生のような伝道者は孤高であってはならないのでしょう。 代表的日本人は 日本精神かくあるべしと 最晩年の枕元に置く精精選の30冊の中に入れるべき名著ですね。』との、激励のメールを頂いた。
また、都内在住の方からは、「コロナ禍になり、人と直接会って話せるのは とても貴重な事だと感じています。 Web開催のカフェが良い方、直接会って話したい方と、カフェを選べる時代になりましたね。 先生のさりげない優しさは、直接面談された方たちにこそ 伝わると思うので、―― 感染症対策をしっかりして 開催される事が大切だと感じています。」との心温まるメールを頂いた。
日曜日の午後は、定例の『東久留米がん哲学外来・カフェ』&『読書会』である(添付)。 2007年から 新渡戸稲造 著『武士道』と内村鑑三 著『代表的日本人』を交互に 音読会を行っている。「内紛、外圧、生きる価値観の喪失」が 漂うコロナ時代、「意識改革」と「視野の広がり」を持ち、『「孤立した 山の上の一本杉」ように「強い風当たりの中で 生きる」』の訓練・実習の時では なかろうか!