「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第148回「心に咲く花会」 立居振舞い 〜「人材育成の場」〜

2021年6月12日オンラインでの第10回「がん哲学外来コーデイネーター養成講座: 人生の邂逅に見る不連続の連続性」(群馬医療福祉大学本町キャンパスに於いて)に赴いた。 第10回「がん哲学外来コーデイネーター養成講座」実行委員長 伊勢崎市民病院 外科診療部長 片山和久 先生と スッタフの皆様のごお働きには、だだただ感謝である。 多数に参加者であった。 総合司会 車屋知美 氏(福井済生会病院 臨床心理士)のもと、「開会挨拶」:片山和久 先生 & 群馬医療福祉大学学長 鈴木利定先生で、始まった。 「ガイダンス:がん哲学外来コーディネーター養成講座の目的」:安藤 潔 先生(がん哲学外来市民学会 副代表・東海大学医学部血液・腫瘍内科 教授)の後、教育講演1:「キャンサー・サバイバーシップを考える ~ 寄り添うとは何か ~」(キャンサーソリューションズ 代表取締役社長 桜井なおみ 氏)、教育講演2:「日常からのコンフリクト対応 ~ 客観視のススメ ~」(Office 風の道 KAZENOMICHI代表/利根中央病院皮膚科 永井弥生 先生)は、大変貴重な講演であった。 筆者は、がん哲学外来市民学会 代表として、講評の機会が与えられた。まずは、
 病気になったとき、人はどのように感じ、何を考えますか?
 家族は、どのように患者さんを 支えることができますか?
 周りの人は、どのように患者さんを 支えることができますか?
 人の支えは、患者さんに、どのような効果をもたらしますか?
を話し、次に、「認定コーディネーター 〜 あるべき姿勢、なすべき事 〜」としての「奥ゆかしさは 最も無駄のない立居振舞い」3箇条
 生活環境や言葉が違っても心が通えば友達であり、心の通じ合う人と出会うことが人間の一番の楽しみである
 学問より実行
 何人にも悪意を抱かず、すべての人に慈愛を持ってまさに、「いぬのおまわりさん= 困っている人と、一緒に困ってくれる人」の「人材育成の場」でもあろう。動機は「なすべきことを なそうとする愛」であると語った。
「がん哲学外来市民学会〜コーディネーター養成講座〜」の意義・使命・役割は、ここにあろう。 「ニーモアに溢れ、心優しく、俯瞰的な大局観ある人物」&「自分の力が人に役に立つと思うときは進んでやれ」の実践である。 」がん哲学外来市民学会認定制度委員長:宗本義則 先生」(福井済生会病院 副院長 外科主任部長)の「閉会挨拶」で1日目を終えた。
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