アメリカ合衆国のNew York(ニューヨーク)から、「今回の勉強会(日本時間:12月19日9:00〜10:30 am)の記事が、ニューヨークのローカル新聞に掲載されていますので、ご紹介いたします。 開催の日が近づき、楽しみです。」(添付)、さらに、「私たちに与えられた経験から、できる事を皆さんに伝える活動を続けさせていただいております。」との 使命感溢れる 心温まる連絡を頂いた。 大いに感動した。 ニューヨークと言えば、筆者が癌研時代、米国アインシュタイン医科大学 (Albert Einstein College of Medicine) 肝臓研究センターに、留学(1984-1985)した当時が鮮明に思い出された。 人生の忘れ得ぬ体験であった。
「来年(2022年)10月の調整で 愛カフェ(国立療養所長島愛生園)10年を予定されています。」(添付)と連絡を頂いた。 筆者は、2014年、『神谷美恵子(1914-1979)生誕100周年 & 愛カフェ2周年』記念(添付)に赴いた。 「愛カフェとは:樋野興夫 先生の講演をきっかけにスタートし、入所者の方や がんにかかった人、また、地域の方々、小さいお子様など、あらゆる世代や立場の人々と お茶を飲みながら交流する場所です。」と謳われている。 神谷美恵子の父である前田多門(1884 – 1962) の結婚式の媒酌人は、当時、国際連盟事務次長を務めていた新渡戸稲造(1862-1933)であり、新渡戸稲造を尊敬していた両親と同様に神谷美恵子も 新渡戸稲造から大きな影響を受けたものである。
神谷美恵子は、「私の記憶に残る先生と言うのは、何とも言えず、慈愛の深いおじいさまと言う感じで、私たちの家によく遊びに来て下さいまして、私たちの頬をつめるという癖をお持ちでした。 それが子供への愛情のしるし であったらしいです。」(『新渡戸稲造 先生と女子教育』)と記述している。 神谷美恵子は、自らも、1954年がんに罹患した後、兵庫県芦屋の自宅から通って 長島愛生園の精神科医長として勤務(1957-1972)したと 若き日に聞いたものである。 そして、神谷美恵子は『生きがいについて』(みすず書房 1966年発行)を著作した(添付)。 目次は、『1 生きがいということば 2 生きがいを感じる心 3 生きがいを求める心 4 生きがいの対象 5 生きがいをうばい去るもの 6 生きがい喪失者の心の世界 7 新しい生きがいを求めて 8 新しい生きがいの発見 9 精神的な生きがい 10 心の世界の変革 11 現世へのもどりかた』である、 来年(2022年)の『愛カフェ10年周年 & 新渡戸稲造 生誕160周年』記念で、再び『読書感想文コンクール』(添付)が企画される予感がする。