「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第216回「心に咲く花会」 人が人を忘れない大きな愛 〜 未来が広がる 〜

2022年9月26日 筆者が、理事長を務める恵泉女学園の理事会、評議員会に出席した。 大変、有意義な貴重な時であった。 創立者:河井 道(1877–1953)なら、今、「女子教育」、「国際 & 社会園芸のユニークさの強調」、「卒業後の働く力の育成」について、どう発言するのか!? この度 鮮明に蘇ってきた。

 

2022年9月27日『国立ハンセン病療養所長島愛生園』(岡山県瀬戸内市)での『長島愛生園愛カフェ10周年記念』に赴いた(添付)。 スタッフの高崎様、横山様が岡山駅に迎いに来て頂き 車で約1時間の運転で『長島愛生園』に向かった。 京都府兵庫県からも参加され、 新聞記者も取材に来ておられた。 早速、【『参加者、スタッフの皆さんの笑顔を拝見しながら「愛カフェ」の意義を再確認しました。』、『「私たちのことを 忘れないでいてもらえるのが 何よりうれしい」と話しておられました。 人が人を忘れないということは 大きな「愛」なのだと、ここでも再確認した次第です』、「2012年7月のプレの会でがん体験を話された神谷さん、5周年の会でがん体験を話された井上さんも先生と再会が果たせて喜んでおられました。 和やかな雰囲気の中にも 感慨深いものがありました。」、『はるばる岡山県の長島までお出かけくださいまして ありがとうございました。 おかげさまで、『神谷美恵子(1914-1979)記念 がん哲学学校 in 長島愛カフェ』10周年記念の集いは大いに盛り上がり、意義深い会になりました。』、「先生の最後のお話しに、新渡戸稲造(1862-1933)がユネスコの前身を設立したとありました。 前田多門(1884-1962)も 前田陽一(1911-1987)もユネスコの仕事に取組んでいました。 前田家は二代にわたって新渡戸先生の弟子だったのですね。」、「愛カフェ10年、無事に迎えられたことは本当に良かったと思います。 高崎さんや長島愛生園の方々の継続の力に敬服申し上げます。 まさに『10年後の長島愛生園を考える会』の設立でしたね!」、「今日は本当に有意義な時間を過ごさせていただき ありがとうございました。 さざなみハウスに新渡戸稲造セミナーハウス、いいですね。 先生にお会いすると いつも未来が広がります。 微力ながら私もお力になれたら幸いです。」などなど多数の心温まるコメントを頂いた。『新渡戸稲造セミナーハウス in 長島愛生園』創設の歴史的到来を「予感がする旅」となった。


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