「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第246回「心に咲く花会」 『17条憲法』と『歎異抄』〜 『言葉の処方箋』 〜

筆者は、2023年2月19日 山梨ホスピス協会主催の甲府市総合市民会館での『武田信玄記念 がん哲学外来 メディカルカフェ「風林火團」』(代表者:阿部文明)に赴いた(添付)。 総合司会:若月明子氏のもと、山梨ホスピス協会理事長の阿部文明先生の開会挨拶で始まり、窪田恭子氏が、柳田邦男氏の翻訳絵本『だいじょうぶだよ ゾウさん』の朗読をされた。 柳田邦男氏には、筆者が2010年の第99回日本病理学会の大会長の時、特別講演をして頂いた。 また、昨年2022年の栃木県での【第10回がん哲学外来市民学会(大会長:平林かおる)のテーマ『人の心に贈り物をのこしていく』】でも特別講演をなされた(添付)。 今回、鮮明に思い出された。 その後、小グループでの『語り合い』で盛り上がり、そして、駒井久子氏のピアノ伴奏で『365日紙飛行機』と『いのちの歌』を参加者の皆様で熱唱された。 中村由喜氏が、スライドの準備して頂き、筆者は、講演『言葉の処方箋』の機会が与えれた。 山梨ホスピス協会理事の仙洞田保氏の閉会の挨拶で終えた。 今年(2023年11月12日)の第6回日本Medical Village学会(大会長:阿部文明)も大いに楽しみである。

 

山梨英和学院・山梨英和中学校高等学校の第21代校長 (2002年〜2004年)を勤められた岩間孝吉先生も参加されていた。 筆者の講演の後の質問タイムで、【『聖徳太子の17条憲法』と『親鸞歎異抄』の文章に聖書的(聖書からの引用)な言葉があるのか? 空海(774~835)と最澄(767~822)は遣唐使として、中国に渡り景教を知り、『空海新約聖書最澄は、旧約聖書を帰国時に持参した』と若き日に聞いたものですが、如何でしょうか? 法然(1133~1212)& 親鸞(1173~1262)は、その影響を受けたのでは? 『歎異抄』に反映されているのでは? 聖徳太子(574年~622)は遣隋使の時代ですね! その時も中国には景教が入っていますね!『17条憲法』にも反映されているのでは?】が、大いに話題になった。 全国の『学生の博士論文の課題』になれば歴史的快挙となろう! 今年(2023年)は、親鸞生誕850周年でもある。 また、筆者の『富士山子』も話題になった。 今は亡き母から、筆者の誕生の年の元旦の夢が『富士山』であり、幼児の時から『富士山子』と 毎日母に励まされたものである。 脳裏に焼き付いている。 今回は、大変有意義な充実した貴重な『甲府の旅』となった。


f:id:kokoronisakuhanalife:20230220084652j:image


f:id:kokoronisakuhanalife:20230220084703j:image