「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第263回「心に咲く花会」 自分の存在意義を見出す 〜 目覚めの言葉 〜

2023年5月1日 吉川健一氏から、『富士山』の写真が送られて来た(添付)。 大いに感動した。 今は亡き母の、筆者の誕生の年(1954年)の元旦の夢が『富士山』であり、幼児の時から【富士山子】と毎日母に励まされた。『富士山』には特別な思いがある。 幼年時代のインプリンテイングは生涯に影響を与えるもである。 幼年期の教育の重要性を痛感する今日この頃である。 想えば、吉川健一氏には、『「今日」という日の花を摘む』(実業之日本社発行 2016年)の編集を協力して頂いたのが、今回鮮明に思い出された(添付)。


序章 自分より他人のことを優先すると、自分の悩み事が小さくなる。
第1章 鳥は飛び方を変えられないが、人間は生き方を変えられる。
「あなたは一人ではない」と再認識できる、寄り添う言葉
第2章 奪い合えば不足するが、分け合えば余る。
真の豊かさとは何かが分かる、気づきの言葉
第3章 人生を二度生きる
思いがけない出来事から立ち直る、活力の言葉
第4章 人の荷物を背負うと、人生は軽やかなものになる
自分の存在意義を見出す、目覚めの言葉
第5章 花を育てるためには、花でなく土に水をやる
豊かな人生を歩むための、希望の言葉
第6章 あなたのことを想ってくれる人がそばにいる
五組のご夫婦の対話集

 

再び新刊を企画される予感がする。 旧約聖書ヨブ記』をテーマした新刊【『ヨブ記』&『がん病理学』 ~ 人間学 ~】(案)が実現したら歴史的大事業となろう! 筆者は若き日、矢内原忠雄(1893-1961)の『嘉信』(新地書房)から【『ヨブ記』は『智慧文学=人間的な教訓』である!】と学んだものである。
☆本当の希望は、苦しみにあった人にしか生まれない
☆ 天から見つめて、自分を笑い飛ばす
と『「今日」という日の花を摘む』に記載されている。 まさに【『「今日」という日の花を摘む』の帯の言葉』】(添付)の活用の時ではなかろうか!


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