2023年5月27日(土)午前中(10:40~12:10)の『早稲田大学エクステンションセンター中野校』での講座【『ジャンル 人間の探求『がんと生きる哲学 〜 医師との対話を通して『がん』と生きる方法を考える〜』】の後、新幹線で、第16回『日本緩和医療薬学会年会』(テーマ:持続可能な発展に向けた緩和医療薬学の未来予想図を描く)のシンポジム(神戸国際会議場)での講演に向かった。 新神戸駅からホテルに到着後、歩道橋を渡りながら『ポートピア大通り』を散策した。 大変心に残る時であった。
5月28日(日)午前中(9:00~10:30)、下記のシンポジウム【『もっと自由であっていい! がん教育』】に出席する機会が与えれた。
座長:沼田千賀子(神戸薬科大学総合教育研究セン教授)
演者:
1) 横山郁子(神戸薬科大学総合教育研究センター):「もっと自由であっていい!がん教育」
2) 岸田徹(NPO法人がんノ-ト):「がん教育~AYA世代のがん患者外部講師としての立場から~」
3) 樋野興夫:「『多様性のある居場所』 ~ 賢明なる配慮 ~」
大変有意義な貴重なシンポジウムであった。 今回、ポール・トゥルニエ(Paul Tournier:1898-1986)が、鮮明に思い出された。 ポール・トゥルニエは、スイスの精神科医で、『医者と患者の人格的なふれあい』を重視し、『人格医学』の提唱者であったとされる。 筆者は医学生の時『聖書と医学』を通読した。 1977年ポール・トゥルニエが来日の時、神戸で、聴講した。
『医師の2つの使命』(下記)については、ポール・トウルニエ から学んだものである。 そして、今の『がん哲学 & がん哲学外来』に繋がった。 『不思議な人生の出会い』となった。
① 「学問的、科学的な責任」で、病気を 直接治療する —→ 学者的な面
② 「人間的な責任」で、手をさしのべる ―→ 患者と温かい人間としての関係