「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第417回「心に咲く花会」 熱意と真摯なる姿 〜 懸け橋 〜

2025年4月27日(日)午後は【2008年から始めた『東久留米がん哲学外来・カフェin Christian Academy in Japan(CAJ)』に赴いた(添付)。筆者は、個人面談の機会も与えられた。 Wifeは 『お菓子』を作って用意してくれた。 スタッフの皆様の『熱意と真摯なる姿』には 大いに感動した。『東久留米がん哲学外来・カフェ』に毎回参加されていた 今は亡き『前田こずえ』様が 入院中に作成された『カルタ集』が、今回、販売されるようである(添付)。

【がん哲学外来『あんしんカフェてんねい』】の代表である沖悦子氏(東京都青梅市にある曹洞宗の『天寧寺(てんねいじ)』の住職の奥様(仔牛(こうし)』も参加された。 6月8日【がん哲学外来『あんしんカフェてんねい』4周年記念講演会&ミニコンサート】を企画されチラシを配布された。 筆者は、講演と個人面談を依頼された。3周年記念誌『お寺でも がん哲学外来カフェを始めよう』も発行されるようである。 筆者は、2019年『教会でも がん哲学外来カフェを始めよう』(日本キリスト教団出版局)の編集の機会が与えられた。 まさに、『お寺と教会の懸け橋』で 歴史的要請となろう!

『天寧寺』は鎌倉時代道元(1200-1253)(中国の宗に渡り、1227年に帰国)のゆかりの曹洞宗の寺院である。 筆者は、若き日、浄土宗の開祖 法然(1133-1212)、の弟子の浄土真宗の宗祖 親鸞(1173-1263)の教えの『歎異抄』を熟読したものである。『空海(真言宗祖:774-835)、最澄(天台宗祖:767-822)は、遣唐使として留学し【空海新約聖書最澄旧約聖書を日本に持ち帰った。 また 聖徳太子(574-622)の『17条憲法』、親鸞の『歎異抄』には聖書的な言葉もありますね!?」】と聞いたものである。

東久留米駅前の『East Sideカフェ』での『読書会』(2007年スタート)に向かった。『読書会』は【新渡戸稲造(1862-1933)『武士道』(岩波文庫矢内原忠雄訳)と内村鑑三(1861-1930)『代表的日本人』(岩波文庫、鈴木範久訳) 】を交互に読み進めている。 今回は新渡戸稲造『武士道』の第8章『名誉』であった。 その後、隣のインド料理店ルチアで夕食の時をもった。 楽しいひと時となった。