「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第447回「心に咲く花会」 真心で支援する 〜 協調・協力こそが力なり 〜

筆者は、2025年10月1日 新渡戸稲造記念センター長を務める『新渡戸稲造記念センター in新渡戸記念中野総合病院』(東京都中野区)に寄る。【理念:新渡戸稲造博士の精神(誠意と思いやりの心)を基にした医療を誠実に実践し、疾病を抱えた人を真心で支援する。】と謳われている。 まさに【Union is Power(協調・協力こそが力なり)であり 優雅な感情を養うは、他人の苦痛に対する思いやりを生む。 しかして他人の感情を尊敬することから生ずる謙遜・慇懃の心は礼の根本をなす】(新渡戸稲造:1862-1933)が鮮明に蘇って来る日々である。

新渡戸稲造記念センターから、3周年記念(2022年10月開催)『がん哲学外来 駅前がんカフェin西千葉』(代表:真壁恵子)(千葉県千葉市中央区 西千葉教会 真壁巌牧師)赴く(添付)。 【会場の西千葉教会へは 過去2回いらしてくださっていますので、お分かりかと思いますが、分かりづらければ西千葉駅までお迎えに上がりますので、遠慮なく教会にお電話ください。 西千葉駅の改札を出て、左側の階段を上がり、右方向に道なりに歩きますと道路向かい側の右手に見えるのが西千葉教会です。 駅からすぐ。 道路に面しています。】と、筆者が、『迷子にならないように』との励ましのメールを頂いた。

【西千葉教会は1904年教会創立、1918年『東京湾台風(1917年10月1日)』によって倒壊した建築中の新会堂の献堂式で、新渡戸稲造(1862-1933)、内村鑑三(1861-1930)は、講演を行なっているとのことである。】 筆者が、敬愛する新渡戸稲造内村鑑三が訪れ、講演した場所で、100年超える今、講演の機会が与えられるとは、不思議な歴史の流れを痛感する。

【先生のお話を、参加者の皆さん楽しみにしていらっしゃいますので、どうぞよろしくお願いいたします。当日はUSBをお持ちくださり、ご自由にお語りください。 テーマは『天国のカフェと言葉の処方箋』とさせていただきました。 質疑応答の時間も設けようと思っています。 その後、先生との面談を希望される方がおられます。 別室を用意いたします。 何とか3年継続することができました。 参加してくださる方は勿論、樋野先生をはじめ、お支えくださった方々に深く感謝いたします。】との心温まるメールを頂いた。 ただただ感謝である。