「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第432回「心に咲く花会」 『賢さ』&『優しさ』&『暇げな風貌』 〜 『真の主治医のあり方』 〜

2025年7月15日 新渡戸稲造記念センターから順天堂大学での2025年度第4回医学部医学系研究等倫理委員会に出席した。 『純度の高い専門性

のある倫理委員会』であった。 大変有意義な貴重な学びの時となった。 本当に日々勉強である。

『医療者の2つの使命』

1)『学問的、科学的な責任』で、病気を診断・治療するー>学者的な面

2)『人間的な責任』で、手をさしのべるー>患者と温かい人間としての関係

の復習の時ともなった。

【『広々とした病理学』とは、『病理学には限りがないことをよく知っていて、新しいことにも自分の知らないことにも謙虚で、常に前に向かって努力しているイメージ』】は、癌研時代の恩師 菅野晴夫(1925-2016)先生から学んだものである。 筆者の病理医としての原点である。 まさに『生涯書生』である。

今回、『在宅医療における犬』が話題になったので、筆者は、さりげなく『チャリティー・ドッグ と ファシリティ・ドッグ』について語った。 終了後、事務局の方から『チャリティー・ドッグ と ファシリティ・ドッグの違い』について質問され大いに感激した。

『病人に寄り添うファシリティ・ドッグは アメリカの病院では普及している』が、『日本の病院では、ファシリティ・ドッグの普及は、なかなか進んでいないように思う』(警察犬は警察。盲導犬盲導犬協会…)。 2012年にスタートした『お茶の水メデイカル・カフェ in OCC』の第17回に【『神奈川県立こども医療センターの緩和チームの一員として、常勤して活躍するゴールデンレトリーバー犬(添付)のファシリティドッグ:ベイリーを迎えて』講演会】が企画されたものである。 【ゴールデンレトリーバー犬の『賢さ』&『優しさ』&『暇げな風貌』】(添付)には、大いに感動した。 まさに、『真の人間の主治医のあり方』の何たるかの大切な学びの場となった。