「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第376回「心に咲く花会」 人間社会を語る 〜 細胞の知恵に学ぶ 〜

10月7日 いのちのことば社の砂原俊幸氏よりオンラインセミナーの再配信 特集ページhttps://www.gospelshop.jp/shopbrand/ct522/ (添付)が届いた。 【死を意識して生きる希望: 病理学者として がんに向き合ってきた医師、樋野興夫氏は、全国で『がんカフェ』…

第375回「心に咲く花会」 『病理・がん哲学』〜 『生物学の法則+人間学の法則』 〜

2024年10月3日、千葉県新浦安の『浦安・日の出キャンパス』にある順天堂大学健康データサイエンス学部の1年生の講義『病理・がん哲学』に向かった。 電車の中から『デズニーランド』を観た。 心が大いに慰められた。 【私は、クボタショックの2005年、順天堂…

第374回「心に咲く花会」 『偉大なものの源流』 〜 『大切なものの本質』 〜

2024年9月26日、2009年からスタートした『柏がん哲学外来』(千葉県柏市豊四季台の柏地域医療連携センター)に於いた(添付)。【がんの悩みを病院の外で心置きなく話がしたい がん哲学外来は、がん患者、経験者、ご家族の為の対話の場です。がん哲学外来を提唱…

第373回「心に咲く花会」 『胆力と気概』 〜 『把握、洞察、視野の広さ、優雅、力強く』 〜

2024年9月19日 筆者が、センター長を務める【新渡戸稲造(1862-1933)記念セ ンター(2019年設立) in 新渡戸記念中野総合病院(1932年創立:初代理事長: 新渡戸稲造】に寄り、東京女子大学での(1918年開学 初代学長:新渡戸稲 造)の評議員会、理事会に赴く。 新渡…

第372回「心に咲く花会」 『心にかけて記憶する』 〜 『出会い』と『ビジョン』 〜

2024年9月14日『新座志木がん哲学外来・カフェ代表:岸尾光先生』(新座志木バプテスト教会の牧師)の主催『第7回がん哲学外来市民学会認定コーディネーター アドバンスコース』(埼玉県ふじみ野市 東京国際学園 研修センターに於いて)に出席した。 筆者は、『…

第371回「心に咲く花会」 格調高い お褒めの言葉 〜 吸引力・求心力 〜

2024年9月8日 『ひばりヶ丘駅―>池袋駅―>新宿駅―>甲府駅』に向かった。 電車の中から、富士山は、雲で観えなかったが、外の風景(森林、畑け)を眺め 心が大いに慰められた。『山梨ホスピス協会』理事長 阿部文明先生(山梨県立中央病院緩和ケア科医師)が、…

第370回「心に咲く花会」 対話できる資質 〜 ゆったりとした笑顔 〜

2024年9月3日朝、【アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein、1879-1955)(1921年ノーベル物理学賞 受賞)の言葉『Life is like riding a bicycle. To keep your balance you must keep moving(人生とは自転車のようなものだ。 倒れないようにするには…

第369回「心に咲く花会」 自らがみつけ、笑顔になる 〜 『逆境にどう立ち向かうか』 〜

2024年8月30日は、台風10号の大雨で、外出が困難となり、用事をキャンセルした。 8月31日は、早稲田大学での講座【ジャンル 人間の探求:がんと生きる哲学 医師との対話を通して『がん』と生きる方法を考える。】(10:40〜12:10)に赴く。 【講座名:がんと生き…

第368回「心に咲く花会」 『常に沈着である』 〜 『余地ある心』 〜

2024年8月25日での【第7回日本メディカルヴィレッジ学会 in 六ヶ所 みんなで考えよう!六ヶ所村のこれからの医療と健康】(青森県六ケ所村において) での特別講演『地域の協働体(Medical Village) 〜 癒すことのできる村を創る 〜』を終え新幹線で帰京し、毎…

第367回「心に咲く花会」 『ゆりの木カフェ』&『つながるカフェ』〜『居場所の存在意義』〜

2024年8月17日(土)、栃木県那須塩原での【2024年 西那須野教会夏季学校】に向かった。 翌日の8月18日(日)午前は、礼拝説教『初めに、ことばがあった』(ヨハネの福音書1章1節) を依頼された。午後は、1973年創立されたアジア学院(アジア農村指導者養成専門…

366回「心に咲く花会」 『義務を尽くせ』 〜 『汝の最も近くにある』 〜

2024年8月11日、wifeと『KBF in CAJ』に出席した。 その後、ドキュメンタリー映画『新渡戸の夢 〜 学ぶことは生きる証 〜』(野澤和之監督 新渡戸の夢映画製作委員会)の上映会『大泉学園ゆめりあホール』に赴いた(添付)。 会場は、多数の参加者であった。【が…

第365回「心に咲く花会」 『行動の原動力』 〜 『走るべき行程』&『見据える勇気』 〜

2024年8月7日 『東京都立多摩南部地域病院 看護師長 緩和ケア認定看護師』 の小磯雅美氏と東久留米のジョナサンで面談する。 2024年9月7日 『多摩緩和ケアカンファレンス開催100回・多摩南部地域緩和ケア病棟開棟11周年 記念講演会』(主催:東京都立多摩南…

第364回「心に咲く花会」 『つもりちがい10ヶ条』 ~ 『大自然の中で静思する時』 〜

今日(7月31日)は、2024年の7月も終わりである。 猛暑の日々である。 息子夫妻が来訪する。【何時も破れている背広を着ている筆者と 新しい背広を購入に行く。 夏休みアメリカ在住の娘の所に居るwifeから言われた】ようである。 今回、【帰郷中は全日、雨であ…

第363回「心に咲く花会」 『偉大なものの 源流』 & 『大切なものの 本質』 ~ 愛しかない 〜

2024年7月25日、2009年からスタートした『柏がん哲学外来』(千葉県柏市豊四季台の柏地域医療連携センター)に於いた (添付)。 今回、3組(4人)の個人面談の時が与えれた。 大変充実した時であった。 面談者に『真理は円形にあらず、楕円形である。 一個の中心…

第362回「心に咲く花会」 喜んで小さなことに大きな愛を込める ~『温かく迎い入れる』〜

2024年7月20日、2012年からスタートされた『お茶の水メデイカル・カフェ in OCC(お茶の水クリスチャン・センター)』に赴いた(添付)。『お茶の水メディカル・カフェ』は、東日本大震災の2011年に創設準備がなされ、2012年に当時OCC副理事長であった今は亡き…

第361回「心に咲く花会」 夢・ビジョンを植える ~ 先人をたどる ~

2024年7月16日『がん哲学外来あびこカフェ』(千葉県の湖北地区公民館に於いて) &『柏がん哲学外来』(柏地域医療連携センター於いて)の代表:中野綾子氏から【『奈良大仏』と『鹿(シカ)』】の写真が送られて来た(添付)。 大いに感動した。 中野綾子氏は、7月…

第360回「心に咲く花会」 シアトル訪問 〜 『地球シンフォニーの旅』 〜

2024年7月6日 羽田空港から約8時間30分かけてアメリカ シアトルに向かった。 シアトルの空港には、先に訪問していたwifeとアメリカ在住の娘が車で向かいに来てくれた。 壮大なMt. Rainier (4392m)を観ながら娘の自宅に到着した(添付)。 大いに心が癒された…

第359回「心に咲く花会」 心温まる・賢明な おもてなし 〜 比較からの脱却 〜

2024年6月30日アイビー千葉(乳がん体験者の会)共同代表 関口淳子氏から【本日のヤフーニュースで 樋野先生のエピソードを拝読いたしました。(https://news.yahoo.co.jp/articles/ed7d3da83d791d140c2c51bdc7fafdcbbb2ef889 ) 大腸がんが見つかった48歳男性……

第358回「心に咲く花会」 『陣営の外』 〜 八方塞がりでも 天は開いている 〜

2024年6月27日 『柏がん哲学外来15周年記念講演会』(柏地域医療連携センターに於いて)に赴く(添付)。 個人面談の予約も入っているとのことである。 【『がん哲学外来』とは『生きることの根源的な意味を考えようとする患者と がんの発生と成長に哲学的な意…

第357回「心に咲く花会」 『真理と自由の発展』 〜 人生の起点 & 機軸 〜

2024年6月22日、『南原繁研究会』にZoomに参加した。 筆者は、2004年にスタートした『南原繁研究会』の『3代目代表』を仰せつかってる。 今回の読書会の箇所は、【南原繁著作集第二巻(発行;岩波書店)『フィヒテの政治哲学』であった。『歴史における真理…

第356回「心に咲く花会」 『実例と実行の気概』 〜 【『伝統』と『進歩』の止揚】 〜

2024年6月20日は『新渡戸稲造記念センター in 新渡戸記念中野総合病院 ―>東京女子大学の流れ』であった。 新渡戸記念中野総合病院は、新渡戸稲造(初代組合長:1862-1933)・賀川豊彦(1888-1960)氏により 1932年『東京医療利用組合』として創立された。 まさ…

第355回「心に咲く花会」 『新しい自分の発見』 〜 他人の理解が深まる教育の原点 〜

2024年6月12日は、順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科2年生の授業『病理学概論』(13:10〜14:40)、『がん医療科学』の授業(14:50〜16:20) 、【順天堂大学大学院修士課程(医科学コース)『がんと遺伝子』】の授業(19:45〜21:15)に赴いた。 学生の誠実な真摯…

第354回「心に咲く花会」 『教会とお寺の懸け橋』 〜 『がん哲学外来カフェ』 〜

2024年6月9日【がん哲学外来『あんしんカフェてんねい』】3周年記念講演会い&ライブに赴く(添付)。 代表は沖悦子氏(東京都青梅市にある曹洞宗の『天寧寺(てんねいじ)』の住職の奥様)である。 筆者は、若き日、故郷の島根県出雲市鵜峠で、鎌倉時代に書かれた…

第353回「心に咲く花会」 相並んで、進む 〜 実践する場 〜

2024年6月4日 第114回『がん哲学外来メデイカル・カフェ@よどばし(淀橋教会)』に赴いた。 事前に9つの質問を頂いた。 当日、会場では 下記の別の10個の質問を頂いた。『相並んで、進むべき方向を、実践する場所』を痛感した。 がんの治療法にある、ホルモン…

第352回「心に咲く花会」 草創期(ホップ)・発展期(ステップ)・飛躍期(ジャンプ) 〜 進むべき方向 〜

2024年5月30日『柏がん哲学外来』(柏地域医療連携センター)に赴いた。 3組の個人面談の時が与えられた。 スタッフの皆様との昼食会では、6月27日の『柏がん哲学外来15周年記念講演会』(添付)のことで、大いに話が盛り上がった。 その後、第30回日本遺伝性腫…

第351回「心に咲く花会」 『何をするか』(to do)vs『どうあるか』(to be) 〜いるだけで価値ある存在〜

2024年5月26日【『松戸常盤平がんカフェ』(代表:児島よし子氏)5周年記念講演会』に赴く(添付)。 多数の質問が事前に寄せられた(下記)。大いに感動した。 1.がん哲学ということばについて①「科学としてのがん学」②「哲学」ということばですが、がんに哲学…

第350回「心に咲く花会」 笑顔を取り戻す 〜 『心温まるおもてなし』 〜

2024年5月20日『吉田富三記念 福島がん哲学外来』(福島県立医科大学附属病院がん相談支援センターに於いて)に赴いた(添付)。 個人面談の機会が与えれた。 スタッフの『心温まるおもてなし』には、面談者も心癒されたことであろう! 想えば、2009年に『吉田…

第349回「心に咲く花会」 人格の成長の『懸け橋』 〜 『深い専門性』と『高い常識性』 〜

2024年5月16日 新渡戸稲造記念センター(中野区)から東京女子大学(杉並区)の理事会に赴いた。 想えば、筆者は2013年 『新渡戸稲造(1862-1933)没80周年記念』として、新渡戸稲造が国際連盟事務次長を務めたジュネーブでの国際会議の後、バンクーバーを訪れる…

第348回「心に咲く花会」 『偉大なるお節介症候群』 〜 『胆力の心得と実践』 〜

2024年5月10日 小学校の校長を務めるwifeと『CAJ(Christian Academy in Japan)』でのコンサート(Parade of Bands)に出席した。 体育館での小学生、中学生、高校生の楽器演奏であった(添付)。 生徒の真摯な姿には、大いに心が慰められた。 会場なは多数の…

第347回「心に咲く花会」 『興す』 〜 『勇気と忍耐とを足とする』 〜

2024年5月5日(こどもの日)は、2013年5月5日に92歳で逝去した父(廉平)の命日でもある。 今回、5月2日帰郷したとき、父の墓に赴いた。 筆者は、1954(昭和29)年3月7日、出雲大社から北へおよそ8キロにある島根県大社町(現出雲市)の鵜峠で生まれた。『出雲風…