「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第456回「心に咲く花会」 つながる人脈 〜 深くて簡明、重くて軽妙、情熱的で冷静 〜

2025年11月12日 第112回『目白がん哲学外来カフェ』(目白町教会に於いて)で、北海道大学医学部出身で、札幌市内の病院の名誉院長ご夫妻と面談した。 札幌で『ホスピスのこころカフェ』を開設されるようである。 筆者は、来年(2026年4月16日~18日)【第115回…

第455回「心に咲く花会」 大事なのは『旅の途中』である 〜 人生あっち行ったり こっち行ったり 〜

2025年11月7日【ひばりヶ丘駅 ―> 池袋駅 ―> 東京駅 ―> (新幹線) ―> 福井駅】の『電車の旅』であった。 車内から景色を観ながら、心が慰められた。 福井県済生会病院で【『浅井3姉妹(茶々・初・江)記念がん哲学外来』で 講演と4組みの個人面談】の機会…

第454回「心に咲く花会」 『相手を思いやる慈愛』 〜 『心を騒がしてはなりません』 〜

2025年11月2日午前中(日) wifeとChristian Academy in Japan (CAJ)にあるKBF(Kurume Bible Fellowship)に赴いた。聖餐式(communion)の日でもあった。 【『――、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。 なぜなら、私が弱いときにこそ、私は強いからで…

第453回「心に咲く花会」 『人生の良き想い出』 〜『もしかすると この時のため』〜

2025年10月28日 筆者は、代表を務めるリンチ症候群研究会のZoom『リンチ症候群研究会運営委員会』に出席した。大変貴重な委員会であった。【『病気であっても、病人ではない』の社会構築】が、人類の進む方向で、時代的要請である! これが、『リンチ症候群研…

第452回「心に咲く花会」 理念は思いを超えて進展する 〜 速効性と英断 〜

2025年10月23日、2009年からスタートした 『柏がん哲学外来』(担当者:『がん哲学外来あびこカフェ』代表:中野綾子氏)に赴いた。 3組(6名)の個人面談の機会が与えられた。 スタッフとの昼食会では、話が大いに盛り上がった。 10月24日は、2019年スタートし…

第451回「心に咲く花会」 『汝の義務を尽くせ』〜 『病気』であっても『病人』ではない社会構築 〜

2025年10月17日早朝 名古屋でプログ『10歳のマリア闘病記』を連載(現在116回)されており『がん哲学外来金城カフェ』の担当者でもある瀬戸真知子氏から新刊『10歳のマリア闘病記』費出版される運びとなったとの連絡を頂いた。【A5サイズで約200ページ、写真…

第450回「心に咲く花会」 『他者を尊重する精神を培う』 〜 『何の為に、生まれたのか?』 〜

2025年10月13日(第2月曜日)は、スポーツの日の祝日である。 【1964年に東京オリンピックの開会式が行われ10月10日を『体育の日』に定め 国民の祝日とし、2000年から移動祝日になり、2020年に現在の名称に改称した。 スポーツの日は、日本の祝日では、初めて…

第449回「心に咲く花会」 『見えざる手の導き』 〜 『不思議な人生体験の連続』 〜

2025年10月9日 順天堂大学院医学研究科博士課程『腫瘍医学』の講義【がん研究の最前線Cancer Research and Education:キーワード:・がん哲学・遺伝性がん・環境発がん:Keywords:・Cancer Philosophy・Hereditary Cancer・Environmental Cancer】に赴く。 10月6…

第448回「心に咲く花会」 からし種 〜 『人生の意義と目的』の扉を開く 〜

2025年10月5日 wifeとKBF(Kurume Bible Fellowship)にwifeと赴いた。 Communion(聖餐式)も執り行われた。 【『からし種のようなものです。 それを取って庭に蒔いたところ、生長して木になり、空の鳥が枝に巣を作りました。』(ルカの福音書13章19節)。『どん…

第447回「心に咲く花会」 真心で支援する 〜 協調・協力こそが力なり 〜

筆者は、2025年10月1日 新渡戸稲造記念センター長を務める『新渡戸稲造記念センター in新渡戸記念中野総合病院』(東京都中野区)に寄る。【理念:新渡戸稲造博士の精神(誠意と思いやりの心)を基にした医療を誠実に実践し、疾病を抱えた人を真心で支援する。】…

第446回「心に咲く花会」 役割意識と使命感 〜 新しい自分の発見 & 他人の理解を深める 〜

2025年9月24日 筆者は『ひばりヶ丘駅 ―> 池袋駅 ―> 日暮里駅 ―> 京成酒々井駅』で下車しスクールバスで『順天堂大学さくらキャンパス』(千葉県印西市)での医学部1年生【2025年度医学部 入学者数:138名(男性78名 & 女性60名)】の講義『M1文化の中の健康 …

第445回「心に咲く花会」 『天国のカフェと言葉の処方箋』 〜 『見据える勇気』 〜

2025年9月20日 筆者は代表を務める2011年設立の『がん哲学外来市民学会』(Cancer Philosophy Clinic Association for the People)の第18回『つながるカフェ』(初回は2024年4月)にZoom参加した。 『食いしん坊の子羊(嶋田弥生)』様の司会で進められた。 皆様…

第444回「心に咲く花会」 人生を変える言葉の処方箋 〜 全人的なケア 〜

2025年9月15日【第8回『21世紀のエステル会』シンポジウム『教会でも がん哲学外来カフェを 始めてみたら・・・』】(ひばりが丘教会に於いて)に出席した(添付)。 大嶋重徳先生(『OCC副理事長、鳩ケ谷福音自由教会牧師』)の名司会で、友納靖史先生(常盤台バ…

第443回「心に咲く花会」 俯瞰的な大局観 〜 ニューモアに溢れ、冗談を実現する胆力 〜

筆者は、2019年10月13日開設された『樋野動物園』園長を仰せつかっている。 第1号は2020年10月13日(添付)、第2号は2023年10月13日(添付)に発行されている。 3号製作(2026年)の希望が寄せられている。 大いに感服する。 来年は『樋野動物園7周年記念』でもあ…

第442回「心に咲く花会」 『取り乱さない心』 〜 自分の役割を演ずる 〜

2025年9月6日 早稲田大学エクステンションセンター(早稲田校 新宿区)での講座『がんと生きる哲学』テキスト:樋野興夫『新渡戸稲造 壁を破る言葉: 逆境に立ち向かう者へ40のメッセージ』(三笠書房)】に赴いた。 3章 自分に負けない生き方 24節 『正しい道…

第441回「心に咲く花会」 人生のより所を知る 〜 自分と向き合う 〜

今日(2025年9月1日)は『ひばりヶ丘駅 ―>池袋駅 ―>新宿駅 ―>中野駅 ―>新渡戸稲造記念センター ―>中野駅―>御茶ノ水駅 ―>順天堂大学 ―>本郷三丁目駅 ―>池袋駅 ―>ひばりヶ丘駅』の『猛暑の旅』であった。 『福岡ホスピスの会 代表』の柴田須磨子氏から…

第440回「心に咲く花会」 人生のより所を知る 〜 自分と向き合う 〜

2025年8月28日、【ひばりヶ丘駅 ー> 池袋駅 ー> 日暮里駅 ー> 柏駅】から【千葉県の柏豊四季台団地の中央にある地域包括ケアシステムの要ともいえる『柏地域医療連携センター』】での『柏がん哲学外来』(担当:『がん哲学外来あびこカフェ』の代表でもあ…

第439回「心に咲く花会」 ニコニコしている 〜 人生の質を上げる 〜

2025年8月23日 早稲田大学エクステンションセンター(早稲田校 新宿区)での講座『がんと生きる哲学』(10:40〜12:10)に赴いた。 本講座(全6回)は【『ジャンル 人間の探求:テキスト:樋野興夫『新渡戸稲造 壁を破る言葉: 逆境に立ち向かう者へ40のメッセージ』…

第438回「心に咲く花会」 暇げな風貌 & 偉大なるお節介 〜 速効性と英断 〜

2025年8月16日 【21世紀のエステル会 顧問】を務める筆者は、『21世紀のエステル会』の企画部長:太田和歌子氏(がん哲学外来白鷺メディカル・カフェ代表)が企画された『がん哲学外来・白鷺メディカルカフェ開設10周年記念特別講演会』(白鷺教会に於いて) …

第437回「心に咲く花会」 『心配したりするのは やめなさい』 〜 『ゆだねなさい』 〜

2025年8月10日(日) 筆者は、CAJ(Christian Academy in Japan)のキャンパスの中にあるKBF(Kurume Bible Fellowship)に出席した。 『あなたがたは自由人として行動しなさい。その自由を、悪の口実に用いないで、―― 』(ペテロの第一の手紙2章15節) の復学とな…

第436回「心に咲く花会」 『365日の紙飛行機』&『糸』〜 『メデイカル・カフェ』での繋がり 〜

2025年8月5日 第127回『メデイカル・カフェ@よどばし』(淀橋教会に於いて)に赴いた。 市川牧子先生の司会で、恒例の『365日の紙飛行機』(作詞:秋元康,作曲:角野寿和・青葉紘季)の熱唱で始まった。 筆者はスライドを用いて講演し、会場から質問も寄せられ感…

第435回「心に咲く花会」 『からし種』 〜 配慮 と 謙遜 と 快然 〜

2025年8月2日早稲田大学エクステンションセンター(早稲田校)での講座【『がんと生きる哲学』〜『ジャンル 人間の探求:テキスト:樋野興夫著『新渡戸稲造(1862-1933) 壁を破る言葉:逆境に立ち向かう者へ40のメッセージ』(三笠書房)】を終えて、国立がん研…

第434回「心に咲く花会」 『見えざる手の導き』〜 品性のある高貴な心の持ち方の修練・訓練 〜

2025年7月26日午前は、早稲田大学エクステンションセンター(早稲田校)での講座【『がんと生きる哲学』:『ジャンル 人間の探求:テキスト:樋野興夫著『新渡戸稲造(1862-1933)壁を破る言葉: 逆境に立ち向かう者へ40のメッセージ』(三笠書房)】(10:40〜12:…

第433回「心に咲く花会」 『心のSpring Water(湧き水)』〜 公義、正義を流れさせよ! 〜

2025年7月19日午前は、早稲田大学エクステンションセンター(早稲田校)での講座【『がんと生きる哲学』:『ジャンル 人間の探求:テキスト:樋野興夫著『新渡戸稲造(1862-1933)壁を破る言葉: 逆境に立ち向かう者へ40のメッセージ』(三笠書房)】。 午後は、…

第432回「心に咲く花会」 『賢さ』&『優しさ』&『暇げな風貌』 〜 『真の主治医のあり方』 〜

2025年7月15日 新渡戸稲造記念センターから順天堂大学での2025年度第4回医学部医学系研究等倫理委員会に出席した。 『純度の高い専門性 のある倫理委員会』であった。 大変有意義な貴重な学びの時となった。 本当に日々勉強である。 『医療者の2つの使命』 …

第431回「心に咲く花会」 『主体的に隣人となる』 〜 人間的に対等である 〜

2025年7月12日、13日 筆者は【がん哲学外来市民学会 代表】として、『第14回がん哲学外来コーディネーター養成講座』(7月12日) &『第13回がん哲学外来市民学会』(Cancer Philosophy Clinic Association for the People)(7月13日)に出席する(大分県のJ:COMホ…

第430回「心に咲く花会」 居場所 〜 『寄り添う』&『対話』&『配慮』 〜

2025年7月4日病理組織診断業務を担当した。【『病理学』 は 『形態』 、 『起源』、 『進展』などを追求する学問分野である。】&【病理組織診断は、『風貌を診て、心まで読む = 人生の根幹を追求する。』でもある。 顕微鏡観察は、『がん哲学 = 癌細胞の…

第429回「心に咲く花会」 『一人の手』 〜 『学問的、科学的な責任』&『人間的な責任』 〜

2025年6月29日 ひばりヶ丘駅―>横浜駅―>桜木町駅から【聴かせてケロ!!ケロッとカフェ(旧東白楽)代表・担当者:原田詠子氏】 『第2回シンポジウム あなたの居場所』(横浜市中区桜木町の横浜市健康福祉総合センター4Fホール) に赴いた(添付)。 会場は多数の…

第428回「心に咲く花会」 『初めに、ことばがあった』 〜 丁寧な真摯な姿勢 〜

2025年6月25日 ひばりヶ丘駅 ―> 池袋駅 ―> 新宿駅 ―> 西荻窪駅から新渡戸稲造(1862-1933)が初代学長に就任(1918年)にした『東京女子大学』での学生向けの礼拝奨励『初めに、ことばがあった』に赴いた。 第一次世界大戦(1914年7月28日〜1918年11月11日)…

第427回「心に咲く花会」 『忘れ得ぬ良き福岡の旅』 〜 ホップ・ステップ・ ジャンプ 〜

2025年6月19日 羽田空港―>福岡空港―>博多駅―>小倉駅に到着した。 福岡県北九州市小倉での第31回日本遺伝性腫瘍学会学術集会(The 31st Annual Meeting the Japanese Society for Hereditary Tumors)【会長:平田敬治先生/織田信弥先生(産業医科大学医学部…