「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第351回「心に咲く花会」 『何をするか』(to do)vs『どうあるか』(to be) 〜いるだけで価値ある存在〜

2024年5月26日【『松戸常盤平がんカフェ』(代表:児島よし子氏)5周年記念講演会』に赴く(添付)。 多数の質問が事前に寄せられた(下記)。大いに感動した。

1.がん哲学ということばについて
①「科学としてのがん学」
②「哲学」ということばですが、がんに哲学的な考え方を取り入れていく
とはどういうことでしょうか?
2. がん哲学外来について
① はじめるきっかけとなった出来事についてお聞かせください。
② がん哲学外来は一般的な医師の外来での診察とはどのような違いがあったのでしょうか?
③ 先生の著書にはがん哲学外来は「がん患者や家族の安心につながる対話の場」であると書かれています。この「対話」とはどういうものなのでしょうか? 会話とはどう違うのでしょうか?
3. 言葉の処方箋について
①「言葉の処方箋」とは、どのような言葉なのでしょうか?
② 先生はどのような思いで来られた方と対話をし、言葉の処方箋を送っておられるのでしょうか?
4.言葉の処方箋の解説
① 病気であっても病人ではない
② 明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい
③ 人生は「何をするか」よりも「どうあるか」が大事。 あなたはそこにいるだけで価値ある存在。
④ 目下の急務はただ忍耐あるのみ
⑤ にもかかわらず笑う
⑥ 明日のことまで心配しない、その日行うべきことをきちんとする
⑦ ほっとけ気にするな
5.「にもかかわらず笑う」や「ほっとけ気にするな」
前向きになれない時に、どうすればよいかアドバイスをお願いします。