第23回『心に咲く花』
「気概と胆力と度量」〜 30年先を明日の如く語る 〜
筆者は、世話人である原田憲一先生(金沢大医薬保健研究域医学系 人体病理学 教授)座長のもと、第35回石川県臨床細胞学会学術集会で、特別講演『医療者の2つの使命』(添付;金沢大学附病院に於いて)の機会を与えられた。
思えば、NHK大河ドラマ『利家とまつ』の放映の時、当時の内科学教授であった、金子周一先生の師匠の 今は亡き小林健一先生に依頼されて、医学部学生に『利家とまつ』のタイトルで授業の機会に恵まれた。小林健一先生・金沢大の「気概と胆力」には、大いに感服した。今から15年以上前の出来事である。忘れ得ぬ想い出である。これこそ、『「30年先を明日の如く」語る「先見性」』であり 教育者の心得、見本ではなかろうか! このようなタイトルで、講義の機会を 与えてくださった「度量」が、『がん哲学・外来』の原点でもある。また、金沢大学には、札幌農学校1期生 大島正健の子孫の大島正伸先生が、教授でおられる! これが、また、札幌農学校2期生 内村鑑三・新渡戸稲造の弟子の矢内原忠雄記念「本郷通りカフェ」に繋がっている(添付)。人生不思議な邂逅「不連続の連続性」である。