「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第44回『心に咲く花』Hope(希望)〜 種が蒔かれ、成長する 〜

第44回『心に咲く花』    

Hope(希望)〜 種が蒔かれ、成長する 〜

筆者は、2013年から理事を仰せつかっている「クラッシュ・ジャパン(CRASH
Japan)」
「Christian, Relief, Assistance, Support, Hope の頭文字
【CRASHクラッシュ】ジャパン(Japan)の理事会に出席した。「私たちは、2011 年3月11日に発生した未曽有の東日本大震災の際には、被災地に5つのベー スを設置し、2700名を越えるボランティアを動員しました。世界中からのボランティアたちが、清掃作業、物資の配布、建物の復旧作業、被災者への傾聴、 作物の栽培、クラフトやアート、コンサート、チラシの配布、モバイルカフェ などに携わりました。私たちは、東日本大震災以後も日本各地で発生したさま ざまな災害発生の際には、― ボランティア派遣、ボランティアセンターの運 営、ボランティアケアなどの支援をしてきました。」とHPに謳われている。

地震国の日本に於いては、「先憂後楽」の精神で「準備」は、大切であろう。 今日は、「吉田富三記念 福島がん哲学外来 10周年記念」市民公開講演会(福島県立図書館に於いて)で、講演「がん哲学外来開設 10年を振り返って」の機会が与えられた。筆者は、2009年から毎月、福島県医大での「がん哲学外来」に赴いている。2011年3月だけは、新幹線が不通になり、中止になったことが鮮明に蘇ってきた。昨夜、知人から「新宿東口の紀伊国屋を訪れた際、先生のコーナーがありましたので写真を取っておきました。」(添付)と連絡を頂いた。驚きである。まさに「種が蒔かれ、成長する」の実践ではなかろうか!