「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第81回「心に咲く花会」明日を変える勇気 〜 人の心を明るく照らす 〜

第81回「心に咲く花会」

明日を変える勇気 〜 人の心を明るく照らす 〜

『HOLISTIC Magazine 2020 特集「医療、ケア、暮らし、人のつながり 〜 明日を変える勇気 〜」』が 送られて来た(添付)。筆者の、『特別インタビュー「がん哲学外来 〜 医療のすき間を埋める活動 〜」』が 掲載されていた。『「がん哲学外来」とは、どういった活動なのか、お聞かせいただけますか。』、「がんの無料相談ということですか?」、「まずは、患者さんが話し出すのを待つのですか。」、「個性を引き出すための人間学、ですか?」、「そもそも先生が医師を目指したきっかけは、何だったのですか。」、「故郷の無医村での幼少期、見守られていた経験が今日につながっているのでしょうか?」、『先生の新刊も「がん教育」がテーマですね?』、「最後に、今後の抱負を聞かせていただけますか。」の項目があり、最後に、新刊『がん哲学のレッスン 〜 教室で<いのち>と向きあう』(かもがわ出版)が、紹介されていた。

『清流』2020年4月号 第1特集「がんになっても、私らしく生きる!」が 送られて来た(添付)。 第1特集は、「秋山正子 氏、麻倉未稀 氏、古村比呂 氏、杉浦貴之 氏、玉置妙憂 氏、筆者」の記事が掲載されていた。 筆者のタイトルは、『「病気」になったとしても、「病人」にならないでほしい』であり、『悩みの「解消」を目指す』、『「言葉の処方箋」とは』、「がんも単なる個性」の項目があり、『楕円形のこころ 〜 がん哲学エッセンス 〜』も 紹介されていた。 また、資料{『人の心を明るく照らす 樋野さんの「言葉の処方箋」』:「真理は円形にあらず、楕円形である」、「八方塞がりでも 天は開いている」、「目下の急務は ただ忍耐あるのみ」(『楕円形のこころ』(春秋社))}が、記載されていた。

新型コロナウィルスの感染拡大防止のために、イベント、講演会が中止の中、部屋で、静思し、読書をする時間が増えた。 今週は、新渡戸稲造 著『武士道』」(矢内原忠雄 訳 岩波書店発行)を、再度、熟読する機会が与えられた。 まさに「この本を1〜2時間で 読み通せようが、何年間も、また取り出して 再読三読しては 益を得ることだろう」との 言葉が鮮明に蘇る時となった。