「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第299回「心に咲く花会」 人生を見つめ直す 〜 『すべて時にかなって美しい』 〜

2023年10月15日 春日井いつ子代表の企画『ながれやま・がん哲学外来カフェ』(千葉県流山市の平和台恵教会に於いて)の7周年記念講演会【『がんと聖書』 〜 がんは人の身体を侵しても心まで侵せない 〜】に赴いた(添付)。 春日井いつ子氏は、先日(10月10日)の『第25回軽井沢がん哲学カフェ』での講演会『軽井沢の夢 〜 内村鑑&新渡戸稲造 〜』(軽井沢南教会に於いて)にも参加されていた。

【『がん哲学外来カフェ』とは、がん患者さんや そのご家族のための交流の場です。 今回は『ながれやま・がん哲学外来カフェ』のこれまでの歩みや、参加されていた方々の声を聞く時を持ちます。 樋野興夫先生にも直接質問する時間も予定しています。】と紹介されていた。

また、【感謝と歓迎:平和台恵教会は流山の地で34年目を迎えました。 2016年より『ながれやま・がん哲学外来カフェ』の会場として、がんの病と闘う方々に寄り添ってまいりました。 地域の皆様のご理解と励ましがあって続けることができました。 感謝の思いを込めて感謝記念講演会を計画いたしました。 樋野興夫先生の講演は、病の中にある方のみならず 健常者にとっても人生を見つめ直す、深い慰めと希望に満ちています。 皆様のご参加を心よりお待ちしております。 初めての方も大歓迎です!】と謳われていた。

2020年に出版された『聖書とがん 〜 「内なる敵」と「内なる人」 〜』(イーグレープ)(添付)の『はじめに』に【『聖書とがん』の出版は、私の大きな夢でした。 人類は、『なぜ、永遠に生きられないのか?生きて120年』、『何故、イブは、蛇の誘惑に負けたのか!?』、『アダムは930歳、ノアは950歳、アブラハムは175歳、モーセの時代から120歳』といった聖書からの引用を、私は講義や講演でいつも『冗談ぽく』、さりげなく語っています。 ―― 、これが私の人生の原点であり、聖書の『エデンの園』の出来事が『聖書とがん』へと導かれていった道筋だったのです。】と記述している。 奥山信牧師夫妻、スッタフの皆様の『心温まるおもてなしに』には大いに感動した。 今回は『すべて時にかなって美しい』(伝道者の書3章11節)の復習の『千葉県流山市の旅』となった。