昨日(2021年8月21日)、『勝海舟の会』の方から、『立花隆 氏 (1940~2021)を偲んで、いくつか番組(ETV特集)を再度纏めて観る事が出来ました。 ちょっと若き頃の樋野先生を拝見するシーンも・・・ありました(添付)。 DVDを提供した私の知人(患者)も、「こんなサークル(集まり)がある事に ―― 勇気を貰えた。」と コメントをくれます。』とのメールが送られてきた。 コロナが収まれば、シンポジウム『コロナ時代における勝海舟 (1823〜1899)、渋沢栄一 (1840~1931)、新渡戸稲造(1862~1933)の現代的意義 〜 真の胆力 〜』が企画されることであろう。
2007年に拝読した 立花隆 編『南原繁の言葉』(東京大学出版会)が想いだされた。 コロナ時代の現在、「南原繁 (1889~1974) なら何と語るのであろうか?」。 戦後初代の東大総長 南原繁の 学生、教員、市民 への講演内容の復習である。 筆者が 19歳の時に出会った人生の師が、東大法学部の学生の時の総長が南原繁で、毎日のように、「南原繁」について教わったものである。 そして、今、筆者は『南原繁研究会』の3代目代表を仰せつかっている。 人生不思議な流れである! 「視点の置き方を 根本的に切り変えることで、人々の眼は 過去から未来へ、過去の破壊から 未来の建設に 向き直った。」と 立花隆の本には記載されている。 「諸君は眼を見開いて 日本が今いかなる状態になっているかを 真に認識するならば、――、希望と自信を持って 立ち向うならば、諸君の世代において 世界の前には 恥じなき国民が 起り来たるのを 目撃し得るであろう。」(南原繁)が鮮明に蘇ってきた(添付)。
新渡戸稲造『一日一言』の8月20日付けには、
1. よく思はれるる人
2. 憎まれるる人
3. 物の成る人
4. 物の成らぬ人
とある。 コロナ時代 一度、眼を通されることを勧める。