「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第179回「心に咲く花会」 国境を超えて 〜 『はじめに言葉あり』 〜

この度、月刊誌『いのちのことば2』(2022年2月号)が送られて来た。 その中の13ページに常盤台バプテスト教会牧師の友納靖史 先生の『写真日めくり 人生を変える言葉の処方箋 英訳付き』の書評『そっと寄り添う言葉と写真』が掲載されていた。 大いに感激した。

 

【闘病中の方、--- 書店などを隅々まで巡り、思い悩まれた方は多いことでしょう。 既刊『日めくり 人生を変える言葉の処方箋』(いのとのことば社、2019年)も愛用されていますが、この写真日めくり・英訳英付き出版のニュースを聞き、「待っていました!」と心の中で叫んでしまいました。 「全力を尽くして、心の中でそっと心配する Do your best, then keep any worries quietly in your heart.」。 第一日目に掲載された言葉の意味を、著者で医師・樋野興夫氏は勝海舟の言葉と紹介します。 --- 各地で出会う方々の心と魂に処方された氏の言葉からの厳選珠玉集。 人生で思いもよらない病を身に負うことになった方々にどう関わってよいのか、誰もが悩みます。 --- 相手の方を思い浮かべつつ、「何を贈るべきか? まだその時ではないのだろうか?…」と悩む方にも、この一日目の言葉は響きます。--- 病を負う方が日々、心の中に抱える苦悩に寄り添いたいとの願いは、国境を超えて同じす。 既刊『日めくり 人生を変える言葉の処方箋』に励まされた方々の声をお聞きし、英訳版があると海外在住邦人や外国人の家族などにもお届けできるのに…と思っていました。 このたび、美しい自然の風景が加えられ、目にも優しくしみる英訳付き「写真日めくり」の出版は、樋野先生の言葉を使わせて頂くなら、「世界的偉業です」。 --- “そっと”寄り添い、その先にある確かな御言葉の慰めを求める心を呼び覚ます一冊とされることでしょう。】と記述されている。 友納靖史 先生には、ただただ感謝である。 まさに、国境を超えて、『言葉の処方箋』である。

 

2022年1月14日早朝、筆者の新刊『がん細胞から学んだ生き方「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』(へるす出版)(添付)の『菅野晴夫 先生(1925-2016)は「30代は人にいわれたことをがむしゃらにやれ、40代で自分の好きなことに専念し、50代で人の面倒をみる、60代になっても自分のことしか考えていないなら恥と思え」』(38,39ページ)を読まれた東中野キングス・ガーデンの奥山寧 氏から、カードが送られて来た(添付)。 大いに感動した。 『はじめに言葉あり』の学びの日々である。


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