「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第194回「心に咲く花会」 隙間を埋める 〜 「新渡戸裁定」 〜

2022年4月29日(休日:昭和の日)に、筆者は、「ひばりヶ丘駅―>池袋駅―>日暮里駅―>京成成田駅」から、成田教会(上田博子 牧師)での講演会に赴いた(添付)。【多くの人は、自分自身または家族が がんにかかったときに初めて死を意識します。 一方、医療現場は患者の治療で手一杯で、患者や家族の精神的苦痛を軽減させることは 難しいのが現状です。 そういった医療現場と患者の間にある隙間を埋めるべく、「がん哲学外来」が生まれました。 この度、成田(北総がんカフェin 成田)、ユーカリが丘(北総がんカフェin ユーカリが丘:大串眞 牧師 北総がんカフェ代表)で、「がんカフェ」を始めることとなりました。 それを記念して、樋野興夫 先生に特別講演をしていただきます。 祝福亭福助(福原俊二郎 氏:NPO法人ホップ・ステップ・ハッピィ理事長)さんの落語でリラックスし、パネルディスカッション「がんカフェなんでも相談室」で何でもお気軽にご質問ください。(パネラー:「目白がん哲学外来カフェ」代表:森尚子 氏、「豊四季カフェ『そらとり』」代表:小林由紀恵 氏)】と紹介されていた。 『北総がんカフェ』は、交互に毎月開催されるようである(添付)。

 

今回参加されていたスウェーデンの方に『新渡戸稲造(1862-1933)の国際連盟事務次長時代 (1919-1926) の大きな功績として、スウェーデンフィンランドの間で、「オーランド諸島の領土紛争の裁定」の解決したこと。 最近の「ロシアとウクライナの紛争」も、オーランド諸島の「新渡戸裁定」のような解決法が必要であろう』とさりげなく語った。 講演会後、筆者の本のサイン会の機会も与えれた。 大変有意義な貴重な講演会であった。


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