「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第256回「心に咲く花会」 謙虚で、常に前に向かって 〜 段階ごとに辛抱強く 〜

最近、筆者は『純度の高いお医者さんに 出会いたいと思います。 そういうとき、やはりネットの情報は役に立つのでしょうか ?』との質問を受ける。 科学としての『がん学』を極めることは、『森を見て木の皮まで見る』ことであり、『がん哲学外来』はマクロか…

第255回「心に咲く花会」 『だけ』&『しかない』 〜 『洗練された人格像』 〜

2023年3月28日千葉県の『柏がん哲学外来』(柏地域医療連携センターに於いて)に赴いた(添付)。【『がんの悩みを病院の外で心おきなく話したい』―『がん哲学外来』は、がん患者、経験者、ご家族のための対話の場です。 樋野興夫先生とゆっくり語り合ってみま…

第254回「心に咲く花会」 グローバル 〜 相反する思いが拮抗 〜

2023年3月22日 東久留米駅―>秋津駅―>徒歩―>新秋津駅―>府中本町駅―>稲田堤駅―>徒歩―>京王稲田堤駅―>京王多摩センター駅の電車の旅であった。 電車から眺める森林の風景には心が慰められた。 到着後、パルテノン大通りを歩き 多摩市立グリーンライブ…

第253回「心に咲く花会」 一人の人間 〜 『わが歩みし道』 〜

2023年3月18日『お茶の水メデイカル・カフェ in OCC』に赴いた。 今回は、韓国のソウル(Seoul)から夫婦&息子さんの3人と 静岡県浜松市から2人の看護師も参加されていた。 筆者は、個人面談の機会も与えられた。 韓国ソウル、静岡県浜松でも『がん哲学外来』…

第252回「心に咲く花会」 人生を見つめるチャンス 〜 足下を照らす懐中電灯 〜

2023年3月13日 池上彰先生の近著『聖書がわかれば世界が見える』(SB新書)を拝読した。『がんばりすぎない、悲しみすぎない』(添付 2017年 講談社)での池上彰先生との対談が鮮明に思い出された。 グローバル化の現代における『真の国際人』としての教養につ…

第251回「心に咲く花会」 教育の理念 〜 多様性のある居場所 〜

2023年3月10日 『東久留米―>秋津―>新秋津―>府中本町―>稲田堤―>京王稲田堤ー>京王多摩センターからスクルーバス』で、東京都多摩市にある恵泉女学園大学・大学院の卒業式・学位授与式に赴いた。 午前中(10:00〜)は『人文学部:日本語日本文化学科・英…

第250回「心に咲く花会」 学び続ける 〜 自分はこのときのために 〜

今日(2023年3月7日)は筆者の誕生日である。 満月の日でもある(添付)。 多数の心温まる励ましの祝辞を頂いた。 ただただ感謝である。【『樋野先生のお誕生日といえば、2014年3月22日から28日まで「がん哲学外来メンバー」と共に行ったロンドンの旅で樋野先生…

第249回「心に咲く花会」 人生の鎔炉 〜 鍛えられる 〜

新刊『もしも突然、がんを告知されたとしたら。』(東洋経済新報社)が今春、発行されるとのことである。 大いに期待される。 最近、『ヨブ記』と内村鑑三(1861-1930)の『ヨブ記講演』を再読する機会が与えれた。【人は何故に艱難に会するか、殊に義者が何故艱…