2021年5月22日『樋野興夫講演会と田島玲子リサイタル 〜新渡戸稲造セミナーハウス開設キックオフ記念〜』(「若き音楽家を育てる会」上田幸伺 氏主催; 早稲田奉仕園スコットホールに於いて)に赴いた(添付)。 筆者は、第一部で、講演『今、ふたたび新渡戸稲造!』の機会が与えれた。 『「医師の2つの使命」1)「学問的、科学的な責任」で病気を診断・治療する ー> 学者的な面 2)「人間的な責任」で、手をさしのべる ー> 患者と温かい人間としての関係』と『ゲーテー ー> カーライル ー> 新渡戸稲造』の精神:「度量を大きく、心を正し、品性のある風貌」をさりげなく語った。
新渡戸稲造が、愛読したカーライルの『サーター・リサータス:衣装哲学』の『“Do thy Duty, which lies nearest thee, which thou knowest to be a Duty”(汝の義務を尽くせ。 汝の最も近くにある義務を尽くせ、汝が義務と知られるものを尽くせ)』の言葉の復習の時となった。
第二部は、リサイタル「音楽は心の処方箋」(歌:田島玲子 氏 ピアノ:鈴木理恵子 氏)であった。 「ほっとけ 気にするな!」(作詞/樋野興夫 作曲/鈴木穂波 編曲/鈴木理恵子)も高らかに披露された。 大いに感激した。 チラシには、{5月27日 22:00〜23:00 FM世田谷『おしゃべりマルシエ』で 樋野先生と田島玲子さんの対談があります。 是非、FMラジオの周波数を83.4MHZに合わせてお聴きください。 8月14日世田谷区 成城ホールにて、樋野先生の「講演」と田島玲子さんの「音楽の処方箋」のリライタル(9:30〜11:30)が 決定いたしました。}と紹介されていた。 「新渡戸稲造セミナーハウス」は、時代的要請であろう! 「冗談を本気でする胆力」には、ただただ感服である。 思えば、筆者は、『われ21世紀の新渡戸とならん』(2003年 イーグレープ発行)の最終章の『「今世紀の温泉と健康戦略 〜「ひも亭主」目覚めよ 〜』に、『「新渡戸セミナーハウス」を造れ!』と 記述している。 これは、私が、『全国女将サミイト2003年東京 〜 旅館業変革のとき、挑戦のとき 〜 change, chance, challenge 〜 日本文化』で講演した時に 述べたものである! 約20年が過ぎて、いよいよ 『新渡戸稲造セミナーハウス』設立の夢の現実化の時代的到来である。 不思議な時の流れである。 まさに、新渡戸稲造の「Union is Power」(協調・協力こそが力なり)の時代的タイミングであろう!
その後、「新井正美 先生 順天堂大学 臨床遺伝学 教授就任記念WEB講演会」(ハイブリット開催)(順天堂大学に於いて)に向かった。 新井正美 先生の「真摯な 謙虚溢れる 姿」と 記念講演『遺伝性腫瘍と私 〜これまでの自分とこれからの組織づくり〜』には、大いに感動した。 筆者は、「挨拶」の機会が与えれた。 早速、司会の齊藤光江 先生(乳腺・内分泌外科 教授)から「本日は、駆けつけて下さり、また樋野節をお聞かせ下さり、誠にありがとうございました。新井先生も大変お喜びでした。」との心温まるメールを頂いた。 格調高い、品性のある 忘れ得ぬ 教授就任記念会であった。