「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第266回「心に咲く花会」 『ただ、横にいるだけでいい』〜 『必ず誰かの役に立っている』 〜

2023年5月16日午前中『樋野動物園』(2019年10月13日開設)第2号の製本(2023年10月13日発行)が、『ゴリラ』(森尚子氏)&『オカメインコ』(瀬戸真知子氏)&『ピグミーマーモセット』(中野綾子氏) & 『シマエナガ』(濱口洋子氏) 4匹(人)の編集者によって決定された。 現在150匹(人)を超える入所者とのことである。 驚きである。 大いに感動した。

 

『ゴリラ』は、『上野動物園の写真』、『オカメインコ』は、『東山動物園の写真』、『ピグミーマーモセット』は、『樋野動物園』のテーマソングの作詞・作曲、『シマエナガ』は、『日本海佐渡ヶ島の写真』を、それぞれ担当されるようである。 筆者に関しては、【宇宙から地球上の動物を眺める『樋野動物園』園長の絵】を誰かが担当されるようである。 筆者は『樋野動物園』園長として、2020年10月13日発行の『樋野動物園 1周年記念誌』で、『役割意識と使命感 〜 「新しい自分の発見 & 他人の理解が深まる」 〜 』のタイトルで寄稿の機会が与えられたものである。 当時は、約90匹(人)の入所であったようである。『樋野動物園』の使命・役割は、まさに【『ただ、横にいるだけでいい。必ず誰かの役に立っている』のモデル】(東洋経済新報社の新刊より)の実例であろう!

 

2023年5月16日午後は、順天堂大学 保健医療学部 理学療法学科の2年生の講義『病理学概論』(14:50~16:20)に向かった。 教科書『カラーで学べる病理学』の【循環障害:血液凝固と血栓症、塞栓症、虚血と梗塞、浮腫、ショック、高血圧】の箇所を音読しながら進めた。 学生の真摯な姿には、大いに感動した。 大変有意義な充実した時であった。 その後、順天堂大学医学部 医学系研究等倫理委員会に出席した。 『純度の高い専門性と社会的包容力の実践の場』である。

 

5月17日は、順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科の2年生の『病理学概論』(13:10~14:40)と『がん医療科学』(14:50~16:20)の講義である。 講義『病理学概論』では、同様に教科書『カラーで学べる病理学』を用いて、【がん医療科学】では、筆者の『がん細胞から、学んだ生き方 〜 「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』(へるす出版)を音読しながら進める。 日々修練である。