「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第312回「心に咲く花会」 メディカル ヴィレッジ〈Medical Village〉 〜 人間を癒す場所 〜

2023年2月11日 千葉市東京情報大学看護学部1年生の必須科目『病理学』の講義に赴いた。『教科書:ナーシング・グラフィカ 病態生理学』(MCメディカ出版)を用いて、【『細胞障害・変性と細胞死』、『腫瘍』と『炎症と修復』】の箇所を音読しながら進めた。 今回8コマの講義を終えて、試験問題を出した。

下記の8題から3つ選んで、A4 一枚に、まとめよ!

1)メンデルの法則に従う遺伝形式を説明せよ !

2)遺伝子異常と遺伝性の関係を説明せよ !

3)遺伝カウンセリング体制を説明せよ !

4)アポトーシスとは何かを説明せよ !

5)がん細胞と正常細胞の違いを説明せよ !

6)良性腫瘍と悪性腫瘍、癌腫と肉腫とは何かを説明せよ !

7)TNM分類とは何かを説明せよ !

8)炎症とは何かを説明せよ !

【『病気』の理を理解し、科学的根拠に基づいて 適切なケアが提供できる看護職の人材育成は、時代的要請】である。

その後、福岡市の『ウィッグリング・ジャパン』から【特集記事として『がん哲学』についてのお話をお聞きし、記事にさせていただけたらと考えております。】との依頼があり、『東久留米ジョナサン』での取材に向かった。 大変、有意義な時となった。 来年、福岡でシンポジウムを企画されるようである。 丁度、タイミングよく、福岡県八女市の 『みどりの杜病院院長 原口勝先生』から、住民公開講座のチラシ(添付)が送られて来た。 筆者は、『日本メディカルヴィレッジ学会』理事長として『特別講演:ひとり人間を癒す場所』の機会が与えれた。

【医療の共同体=メディカル ヴィレッジ〈Medical Village〉の3つの柱は、『1人の人間を癒すには1つの村が 必要である』 & 『病気であっても病人ではない』 &『病気は単なる個性である』】である。 【『日本メディカルヴィレッジ学会』は、Medical Villageの実現に向け『医療維新』の舵取り】となろう!