「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第326回「心に咲く花会」 『人生の実践』 〜 『勇気を出しなさい』 〜

2024年2月4日 85歳の写真家の河合章氏『(樋野動物園入園名:ヌー Gnu)樋野動物園2号には、アフリカで撮られた動物写真を掲載されている。)』から、富士山の写真が多数送られて来た。『樋野先生 今回は、本栖湖の湖畔から撮影した写真です(添付)。 この写真は、千円札の裏側に描いてある、絵の場所の写真です。 絵では、湖面に写った富士山が逆さ富士となっていますが 実際撮影時には、風のため水面が揺れて、逆さ富士は、見られませんでした。』とのコメントが記載されていた。 河合章氏の『誠実な真摯な姿勢』には大いに感動した。まさに、『役割意識と使命感を持った人生の実践』であろう。

『病院も診療所もない漁村(鵜峠)』(添付)で生まれた筆者は、幼年時代から母:樋野壽子(1923年2月20日 〜 2019年6月3日;96歳で逝去)に『誕生の年の初夢に富士山を見た=富士山子』と育てられ『富士山』には特別な思いがある。

今回は、【『自分より他人を』(マザー・テレサ(1910-1997)の祈り:ドン・ボスコ社発行)】の復学である。

『暇がなくなる時、時間を割いてあげる相手に出会えますように』

『理解してもらいたい時、理解してあげる相手に出会えますように』

『かまってもらいたい時、かまってあげる相手に出会わせて下さい』

『私が自分のことしか頭にない時、私の関心が他人にも向きますように』】

2月5日は、東京都東久留米市にある自由学園初等部(稲村祐子先生の企画)での【特別講演&映画会】に赴く(添付)。

2008年にも自由学園で授業を依頼されたことが想い出された。【今週、父母会の推薦とのことで、自由学園で小学6年生に授業『人生開いた扇:新渡戸稲造に学ぶ』を依頼されている。 今回、心に深く残った『勇気を出しなさい』(使徒の働き:23章11節)を、生徒らにも捧げたく思う。 まさに体験に基づく『言葉の伝承』であり、教育の根本である。教育は示すことである。」】