「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第176回「心に咲く花会」 『雪の万座の旅』〜 清々しい胆力 〜  

2021年12月23日、24日 万座温泉日進舘(群馬県)に於いた(添付)。 23日は、『クリスマス会 &「樋野先生 恵泉女学園理事長御就任祝賀会」』が企画され、筆者は、定番の『おまえに』、『くちなしの花』、『すきま風』、『銀座の恋の物語』を歌った。 早速、「先生の美声にも酔いしれました!」とのニューモア溢れる心癒されるメールを頂いた。 その後、ロビーで、講演『人生の意味を確認する 〜 コロナ時代を生きる哲学 〜』の機会が与えられた(添付)。 東京都、群馬県、長野県からも参加され、ただただ感謝である。

「私は一人の人間に過ぎないが、一人の人間ではある。 何もかもできるわけではないが、何かはできる。 だから、何もかもはできなくても、できることをできないと拒みはしない」』(ヘレン・ケラー)の実践の時でもあった。

 

24日は内村鑑三(1861-1930)生誕160周年記念として、『がん哲学外来カフェ in 嬬恋村 万座温泉』が開催された(添付)。 本当、有意義な時であった。 「次回は来春ですが、樋野先生ご誕生日御祝いと 新渡戸稲造(1862-1933)生誕160周年記念祭ですので どうぞ御参加宜しくお願い致します。」との心温まるメッセージを頂いた。 涙無くして語れない!  「冗談を本気でする胆力」には、感服である。 「時代を動かすリーダーの清々しい胆力」としての「人間の知恵と洞察とともに、自由にして勇気ある行動」(南原繁著の「新渡戸稲造先生」より)の文章が思い出される今日この頃である。

 

帰りは、軽井沢を、wifeと散策した(添付)。 軽井沢は、内村鑑三新渡戸稲造のゆかりの地でもあり、筆者にとっては、特別の思いがある。「ビジョン」は人知・思いを超えて進展することを痛感する日々である。 今回の『雪の万座の旅』は、「人生の良き想い出」となった。


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