「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第276回「心に咲く花会」 『人間の探求』の展開 〜 『人間社会の病理を見る』 〜

今日(2023年7月6日)は、ルーテル学院大学での『総合人間学』(テキスト『がん細胞から学んだ生き方』)(10:40〜12:10)と『現代生命科学』(テキスト『カラーで学べる病理学』)(13:20〜15:00、15:10〜16:50)の授業に向かう。

 

7月8日は、早稲田キャンパス29号館301教室で『がんと生きる哲学』7回連続講座(10:40~12:10)の初回である(07/08 07/15 07/22 08/05 08/26 09/02 09/09)である。

 

ジャンル:【『人間の探求』:がんと生きる哲学 医師との対話を通して『がん』と生きる方法を考える】

 

目標:【がんとともに暮らすことを知り、がん患者と対話し、がん患者に寄りそう方法を 受講者自らがみつけ、笑顔になることをめざします。】

 

講義概要:【『がん哲学』とは、生きることの根源的な意味を考えようとする患者と、がんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする医師との 対話から生まれました。 病理学者として、科学としての癌学には 哲学的な考え方を取り入れていく領域がある との立場に立ち『がん哲学』を提唱しています。 日本人の半分が がんになる時代、好むと好まざるとにかかわらず、多くの人が がんと一緒に生きる方法を 見つけなければなりません。 授業では 教科書の読みあわせと解説をしつつ、受講者とのディスカッションを中心に 講義をすすめます。 がんとともに生きている患者さん、がん患者の家族や身近に患者がいる人、医療従事者等のがん患者に 寄りそいたいと思うかたすべてが対象です。】

 

テキスト:【『がん細胞から学んだ生き方「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』(へるす出版)】と紹介されている。『がん哲学=がん細胞から人間社会の病理を見る』の『全面展開』が『養成講座』の時代的要請であろう。

講座の終了後は、【第49回岡倉天心記念がん哲学外来巣鴨カフェ『桜』4周年記念講演 & カフェ】(巣鴨ときわ教会に於いて)に向かう(添付)。