「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第319回「心に咲く花会」 居場所 作り 〜 『支えられ、仕え、つながる』〜

2024年1月8日(成人の日)、2015年に開所された『東中野キングス・ガーデン』に赴いた(添付)。 昨年(2023年12月2日)の第6回『日本地域医療連携システム学会』(大会長:奥山寧氏)の記念誌の製作について(編集担当:太田和歌子氏)、今年の市民公開シンポジウム企画について渡辺施設長、山田スタッフも同席され5人で意見交換を行った。 大変有意義な充実した貴重な会議となった。

『地域に支えられ、地域に仕え、地域とつながるコミュニティーステーション』をテーマに、『小規模多機能型居宅介護』、『グループホーム』、『地域交流スペース(キングスカフェ)』の3事業を運営されている。

【『小規模多機能型居宅介護』:慣れ親しんだわが家で暮らし続けられるように『通い』『泊り』【訪問】を組み合わせて在宅での生活をサポートしていくライフサポート。

グループホーム認知症対応型共同生活介護)』:たとえ認知症になっても、生きがいをもって生活することができるように、その方の持っておられる能力に応じた支援をします。また共に暮らすグループの仲間であるという点を大切にし、一人ひとりがそれぞれの役割を担い、自立した生活を続けらるようにサポートしています。 ご希望に応じて施設での看取りも行っています。 家庭的で落ち着いた雰囲気の中で、食事の支度や掃除、洗濯などの日常生活行為を利用者やスタッフが共同で行うことにより、認知症状が穏やかになり安定した生活と本人の望む生活を実現することができます。

『地域交流スペース(キングス・カフェ)』:1階の地域交流スペースはキングス・カフェとして開放。専属コーディネーターを配し、乳幼児からお年寄りまで、地域の方々が主体となって地域に貢献できる働きをサポートしています。 ふらっと立ち寄れるカフェとして、貸しスペースとして、がん哲学外来や認知症などのテーマを扱うセミナー会場として…。 カフェで行われるさまざまなイベントを通して、当事者やその家族同士が出会える場、ご利用者と地域住民との接点となっております。】と紹介されている。 まさに、人類の進むモデルであろう!