「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第322回「心に咲く花会」 明日を見つめて 〜 “心の診療室” 〜

2024年1月22日 『Yahooショッピングのあなたにおすすめの商品』に筆者の新刊『死を意識して生きる希望』(2023年11月20日 いのちのことば社 発行)と『新渡戸稲造 〜 壁を破る言葉 〜 逆境に 立ち向かう者へ 40のメッセージ』(2023年10月5日 三笠書房 発行)が紹介されていたようである(添付)。

また、【樋野興夫先生: 昨日銀座の教文館に寄りましたら、樋野先生の『なぜこんな目にあわなければならないのか』が平積みにしてありましたので、購入しました。読ませていただきます。】との心温まる励ましのメール頂いた。【がん病理学者が読む聖書『ヨブ記』 〜 なぜ、こんな目に あわなければ ならないのか 〜】(2023年10月15日 いのちのことば社 発行)である。

【突然の病など、人間の力ではどうしようもない出来事に遭う時、どうすればよいだろうか。がん病理学者・樋野興夫氏が読んだ聖書ヨブ記。 『がん哲学外来』で多くの患者と向き合ってきた著者による現代人の重荷に寄り添うエッセイ。 聖書『ヨブ記』を通して何千年もの間、人類が直面してきた『問い』を考える。 目次:序章:ヨブの苦しみは、私たちとつながっている/第1章:突然の病や事故が、なぜ降りかかるのか/第2章:家族は天からの預かりもの/第3章:自分のためだけに生きるのはつらすぎる/第4章:生きているかぎり、何度でもやり直せる/第5章:『生きる力』は『死ぬ力』が支えている/終章:最後のひと息まで、明日を見つめていたい】と謳われている。

1月23日は、2009年にスタートした『吉田富三記念 福島がん哲学外来』 (福島県立医科大学附属病院 がん相談支援センター に於いて) に赴く。【福島県出身の世界的病理学者 吉田富三博士を記念して、吉田博士の孫弟子樋野興夫先生と『福島がん哲学外来』を開設いたしました。 患者さんの思いや日常生活の悩みを受け止め、じっくりと対話する“心の診療室”です。 がんにまつわる悩み・不安を持って生きる患者さんとそのご家族の受診をお勧めします。】と紹介されている。『吉田富三(1903-1973)博士没後50年・生誕120年記念事業』として福島県石川郡浅川町にある【吉田富三記念館】からは、『記念誌』の原稿を依頼された(添付)。