「心に咲く花会」樋野興夫コラム

一般社団法人がん哲学外来 理事長 樋野 興夫(順天堂大学 名誉教授)コラムです

第364回「心に咲く花会」 『つもりちがい10ヶ条』 ~ 『大自然の中で静思する時』 〜

今日(7月31日)は、2024年の7月も終わりである。 猛暑の日々である。 息子夫妻が来訪する。【何時も破れている背広を着ている筆者と 新しい背広を購入に行く。 夏休みアメリカ在住の娘の所に居るwifeから言われた】ようである。

今回、【帰郷中は全日、雨であり、日本海の波も荒く、海水浴も、父の小舟を出して魚釣りにも行けず、子供たちは大変残念がっていたが、筆者にとっては、下記『つもりちがい10ヶ条』との出会いは大いなる収穫であったこと】が、鮮明に想い出された。

【想えば 著書『われ21世紀の新渡戸とならん』(2003年発行)の【序文 ― つもりちがい ― 筆者は、夏休み、ふるさとの出雲大社に三日間、帰郷した。Wifeと閑散とした雨の出雲大社を散歩しながら、ふと入った土産店で、『つもりちがい十ヶ条』という板札を見つけた。

1 高いつもりで低いのが教養
2 低いつもりで高いのが気位
3 深いつもりで浅いのが知識
4 浅いつもりで深いのが欲望
5 厚いつもりで薄いのが人情
6 薄いつもりで厚いのが面皮
7 強いつもりで弱いのが根性
8 弱いつもりで強いのが自我
9 多いつもりで少ないのが分別
10 少ないつもりで多いのが無駄

なるほどと、いたく感心した。まさに、『大自然の中で静思する時』が与えられた。】と記述したものである。。 

最近、【Medical Village】について質問されることが多い(添付)。