2019-01-01から1年間の記事一覧
第39回『一億本の向日葵』 ~傍に存在を感じて~ 「斉藤さん、誰も励ましてくれないの。」 がんの転移による体調不良で入院をされていた女性が語られた言葉。「離れて暮らす両親にアロマオイルでマッサージしてあげたいから、アロマオイルを学ぼうかと思っ…
第41回『心に咲く花』 「がん哲学外来ナース部会 5周年記念 講演会」 〜 歴史の流れを感ずる 〜 「柏がん哲学外来」(柏地域医療連携センターに於いて)に赴いた(添付)。茨城県からも面談に来られ、「潮来 がん哲学外来」が、開設される予感がした。 土曜…
第38回『一億本の向日葵』 ~決して奪われることない力~ 息子が祖父母の家の庭に蒔いた向日葵の種。土壌からの栄養をぐんぐん吸収し、ポコポコと可愛らしい芽を出し始めました。自慢げに案内してくれた息子の身長を超え、夏には大輪の花を咲かせるのかな…
第40回『心に咲く花』 「安心・安全」&「養成」&「広報」 〜 いばらの道に花が咲く 〜 筆者が、代表を務める「がん哲学外来市民学会」主催の「第3回 がん哲学外来市民学会 認定コーデイネーター アドバンスコース」(布引温泉こもろ に於いって)に、wi…
第37回『一億本の向日葵』 ~自分の視野を超えて~ カラッとした晴れの日が続いています。松本の木々はお日様の光を少し通しながら、新緑の柔らかな葉っぱをサワサワと揺らし、公園では藤の花がゆらゆらときれいに咲いています。自宅の近くを流れる川の河…
第39回『心に咲く花』 「心の宴会」 〜 「人間の劣化」を防ぐ 〜 土曜日、早稲田大学 エクステンションセンター(中野校)での 春季5回連続講座『がんと生きる哲学』に赴いた。今回は、第5回目であった。「正常細胞 と がん細胞の違い」をスライドを用いて説…
第36回『一億本の向日葵』 ~細胞の個性を感じられたら~ がん哲学外来のドキュメンタリー映画『がんと生きる ことばの処方箋』が、5月3日~新宿武蔵野館で、5月12日~名古屋シネマスコーレで上映されています。本当に多くの方が足を運んで下さり、連…
第38回『心に咲く花』 朝日新聞の『天声人語』の紹介記事 〜 「心の楕円形」〜 2019年5月12日付の 朝日新聞の『天声人語』に、筆者の紹介記事が、掲載されていたとの連絡を頂いた。驚きである。「心の楕円形」が キーワードであったようである。記者の真摯な…
第35回『一億本の向日葵』 ~「決める」こと~ 新元号「令和」になり、ゴールデンウィークも何となくお祭りのような明るい雰囲気に包まれています。新しい年を迎える時のように、これからをどう生きようかと心新たにする人も多いのではないでしょうか。私…
*~*~*~*~*~*~*~*~* 5月4日(土) 『佐久ひとときカフェ』 時間:午後2時~4時 テーマ:「いのちのスープ」を通じて語りませんか (話題提供 丸山範子さん) 場所:佐久市民創錬センター *~*~*~*~*~*~*~*~* 5月18日…
第37回『心に咲く花』 「優しい眼差し と 真摯なご配慮」〜 「寄り添う」の実体験 〜 夕刊朝日新聞(2019年5月1日)の柏木哲夫先生(淀川キリスト教病院名誉ホスピス長)の『よい最期はよく生きた先にある』の記事の中の「在宅ケアをかなえるには、現実的な…
第34回『一億本の向日葵』 ~喜びはここに~ 昨年の春、新緑の木々の葉っぱの間からきらきらと木漏れ日が差し込む松本市のあがたの森文化会館の別棟の2階で、私はカフェの準備をしていました。そこには5月3日から新宿武蔵野館で上映がスタートする ドキュ…
第36回『心に咲く花』 不思議なタイミング〜「新渡戸稲造記念センター 長」&「南原繁研究会 代表」就任〜 土曜日の午前中は、5回シリーズ{早稲田大学 エクステンションセンター 中野校 春学期講座『がんと生きる哲学 〜 医師との対話を通して「がん」と生き…
第33回『一億本の向日葵』 ~感情を経験する覚悟~ 私たちは生きる中で、日々の中で様々な感情を体験していると思います。嬉しいことや楽しいことだけでなく、悲しいこと苦しいことなど、こと細かく見ていけば1時間の中でもきっとあっちやこっちといろい…
第35回『心に咲く花』 “学者”の定義 〜 心に咲く 言葉の処方箋 〜 週末の土曜日は、5回シリーズ{早稲田大学 エクステンションセンター 中野校 春学期講座『がんと生きる哲学 〜 医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える 〜』}の、第3回目の講座…
ウエブサイトはこちらhttps://kotobanosyohousen.wixsite.com/website ラジオ日経「大人のラジオ」の樋野先生の番組「樋野興夫のがん哲学学校」に野澤和之監督がご出演されます。撮影秘話など、映画ができるまでのお話が聴けます。http://www.radionikkei.jp…
第32回『一億本の向日葵』 ~こころのかたち~ 春になり、園芸屋さんの前を通り過ぎる度、色とりどりに並べられた可愛い花々につい目を奪われておりましたが、遂に我が家にも可愛らしい花々が仲間入りしました。小花たちを愛でることや春の柔らかい陽ざし…
第34回『心に咲く花』 「なすがままに」 〜 貴重な邂逅 〜 『<がん哲学外来> 第83回お茶の水メディカル・カフェ in OCC 』に赴いた。長野県松本市から『心に咲く花』会代表の齋藤智恵美様をはじめ、三浦海岸、千葉県、埼玉医科大学からも出席され、多数の…
第31回『一億本の向日葵』 ~「ありがとう」から伝わるもの~ 「ありがとう。」 私たちは毎日の生活の中で、当たり前のようにこの「ありがとう」という言葉を使っています。言葉を覚え、よちよち歩きをしながら他の子供たちと遊び始めた頃、誰もが「ありがと…
第33回『心に咲く花』 『からし種』 〜 『21世紀の 医療の 華開く』 〜 長崎県 佐世保市 での特別講演会『病気であっても病人ではない 〜 言葉の処方箋 〜』(相浦光キリスト教会に於いて)個性を引き出す 〜 がん哲学のエッセンス 〜』に招かれた(添付)。…
第30回『一億本の向日葵』 ~本当の言葉を学ぶ~ 3月30日(土)に、20回目となる「松本がん哲学みずたまカフェ」を開催致しました。歴史ある木造校舎を活用したあがたの森文化会館の1-1教室、木枠の窓から見える強い風と春の景色。あと一週間ほどで…
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 平成31年4月6日(土)『佐久ひとときカフェ』 時間:午後2時~4時 テーマ:山下力生先生「がんと生きる」 場所:佐久市民創錬センター 担当:星野昭江 ~*~*~*~*~*~*~*~*…
第32回『心に咲く花』 神田川沿い 夜桜 観賞 〜 絶えることのない「時代の流れ」〜 「東村山 がん哲学外来・カフェ」、「目白 がん哲学外来・カフェ」、「流山がん哲学外来・カフェ」、「東久留米 がん哲学外来・カフェ」、「お茶の水 がん哲学外来・カフェ…
第29回『一億本の向日葵』 ~たまたまの出会い、心に咲く花の種~ 3月20日㈬、ABN長野朝日放送主催 信州がんプロジェクト特別試写会~ドキュメンタリー映画『がんと生きる 言葉の処方箋』~が開催され、200名を超える方が参加されました。会場からは…
第31回『心に咲く花』 『がん哲学』はまさに「辻説法」である 〜 金言、諌言に身が引き締まる 〜 [caption id="attachment_1191" align="aligncenter" width="287"] ラジオ日経収録スタジオにて樋野先生お誕生日会(3月6日)[/caption] 「ドキュメンタリー…
第28回『一億本の向日葵』 ~想いが集まる空っぽの器~ 来週20日㈬に、ABN長野朝日放送主催による「信州がんプロジェクト」特別試写会~がん哲学外来ドキュメンタリー映画『がんと生きる 言葉の処方箋』~が開催されます。担当の方から、「200名招待…
第30回『心に咲く花』 社会構築の時代的方向性 〜「器量・胆力の磨き」〜 第21回 後期日本家族性腫瘍セミナー『遺伝性大腸がん 〜 リンチ症候群を中心に 〜』 (日本家族性腫瘍学会・第21回 後期日本家族性腫瘍セミナー実行委員会 主催;国立がん研究センター…
第27回『一億本の向日葵』 ~がんとの出会いは、新しい人生の始まり~ がん哲学外来に出会い、がんと生きる人々やがんと生きる人を支える人々と出会い、お話を聴かせて頂く中で、がんとの出会いは、新しい人生の始まりだと思うようになりました。私たちに…
第29回『心に咲く花』 「信州大学がん哲学外来 in 軽井沢」〜「なすべきことを なそうとする愛」〜 日曜日(3月10日)、「第5回 信州大学がん哲学外来 in 軽井沢」(軽井沢病院に於いて)に、wifeと一緒に、赴いた。筆者は、別室で、個人面談も行った。「テ…
第26回『一億本の向日葵』 ~私にとってのがん哲学という場所~ 集中的にがん治療をしていた頃から、感じていたことがありました。それは、がんと向き合う本人が、「死」について考えた時、または言葉にした時に、その内容がどんなものであれ、“後ろ向き”…